主演の平山あやさんが昭和初期の無医村の医師をやるには綺麗過ぎて違和感があったけど、観ているうちに彼女だからこその透明感が村の人々の誤解や偏見が溶かしていくようにも思えてきて、これはこれでよかったのかも?
制作費の関係からか、戦争などが絡んだ当時の時代背景などが一切描かれていなかったのは残念だったけど、日本のチベットと呼ばれた無医村の辺地で、生涯たったひとりで村人たちの命を守り、国民皆保険の実現に貢献した志田周子さんの存在を知ることができてよかった。
オールロケによる山形県各地の撮影も素晴らしくて四季の移り変わりの美しいこと、ご当地映画としても見ごたえがあった。
ストーリー
医者になったばかりの志田周子は、山形の父・荘次郎から電報を受け取り、慌てて帰郷する。村長を務める荘次郎は、無医村の村に医者を置きたい思いから、周子名義での診療所建設を始めていた。周子は荘次郎に懇願され、3年間だけ診療所の医師を務めることに。
106分
監督
永江二朗
出演
平山あや
榎木孝明
池田有希子
長谷川初範
ヒューマントラストシネマ有楽町2 16:30~ほぼ満席/62席
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