密猟といえば近いところでは去年観た、家族がサバンナで絶体絶命の危機に遭う「クルーガー 絶滅危惧種」や野生動物に対する人間の闇を描いた「ミアとホワイトライオン 奇跡の1300日」などが記憶に新しいところだけど、この作品はよくも悪くもそこまでメッセージ性がなくて、出てくるライオン全てが本物でないところが見どころかも！
って、実は観終わってからわかったのでネタバレになるかもだけど、冒頭のよく馴れてじゃれつく2頭のライオンはどう見ても本物に見えたし、これまでの映画だと調教された本物のライオンが出てくることが多かったので、デジタルアニメーションの進化にびっくり！
人間を襲うモンスターライオンも怖いけど、人間に憎悪を抱くようになった理由が描かれていて、元はと言えば人間が追い込んだからだと思えば、やっぱり本当の“ビースト”は人間のように思える描き方もよかった、サバンナでのオールロケというのも見どころなので気になったら観て損はないかも。
☆あらすじ☆
妻を亡くして間もない医師のネイト・ダニエルズは、ふたりの娘たちを連れ、妻と出会った思い出の地である南アフリカへ長期旅行へ出かける。現地で狩猟禁止保護区を管理する旧友の生物学者マーティンと再会し、広大なサバンナに出かけたネイトたちだったが、そこには密猟者の魔の手から生き延び、人間に憎悪を抱くようになった凶暴なライオンが潜んでいた。ライオンに遭遇したネイトは、愛する娘たちを守るために牙をむく野獣に立ち向かっていく。
※映画.comより
キャスト
イドリス・エルバ
シャルト・コプリー
イヤナ・ハリー
リア・ジェフリーズ
マーティン・マンロー
監督
バルタザール・コルマウクル
原題 Beast
94分
G
TOHOシネマズ日本橋1 18:40〜観客10人程/128席
