続・とりあえずの映画鑑賞メモ

腑抜けども、悲しみの愛を見せろ(2007)

“劇団の主宰として活躍する傍ら、小説家としても注目が集まっている本谷有希子の同名舞台劇を映画化…自意識と自己愛にみちたヒロインを取り巻く陰鬱な人間模様を描き出す”

今日はいつものようにお姑さまの様子見したあと、キネカ大森に行こうと思いましたが、この作品もいよいよ上映終了間近になってきたので、観るなら日曜日最終回千円の今夜に限ると、大森から渋谷に向かいました、川崎でも上映していたのですが、上映時間が遅過ぎたり早過ぎたりして、見逃していたので、20時始まりというのはありがたいですわ(^-^)v

というか、最終回割引のせいもあるんでしょうが観客も多くて、館内に活気があって渋谷のミニシアターで観て正解だったかも…。

で、内容ですが、いやはや、主要登場人物3人の女性たちの個性が強烈で…というか、一番強烈と思っていた、我が儘で勘違いしまくりの女優志願のヒロインが普通に可愛く思えてくるほど、彼女の妹や小姑の壊れかたが一筋縄いかなくて、そうそう、第一印象良すぎる人ほど実は厄介だったりするのよね、なんて客観的に思いながらも、よく考えると自分にも3人の女たちと共通する部分があるような気がして、次々に露呈される彼女たちの内面の“壊れ”に最後まで引き込まれてしまいました。

キャスト的にも、誰とも交換不可能に思える程ハマってましたが小姑役の永作博美のニコニコ顔が際だってました。
不機嫌、根暗、嫌味な性格というのは分かりやすくて対処できるけど、いつもニコニコ、打たれ強くて何があっても怒らないというのは逆に怖いですよね…そんな風に、説明台詞でなく、彼女が作っている人形などで感じさせる演出のうまさ、というか、あの人形の不気味さときたら、あんな人形あげるといわれたらどうしよう(^^;

シネマライズBF20:00~観客7割程/220席

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「映画」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事