最初のうちは高級食材の豪華グルメをスクリーンで味わえそうでこれはおすすめ！と思ったけど、R15+の意味がわかり始めてからの展開にゾワゾワ！
有名なカリスマシェフを演じたレイフ・ファインズの上品さと気味悪さのバランスが絶妙、「アムステルダム」の時も大きな目が印象的だったアニャ・テイラー＝ジョイが高級グルメとは縁も興味もない人たちの気持ちを代弁するように本音でシェフに対抗する女性を演じてこちらでも印象的、彼女を同伴した美食家かぶれの男を演じたニコラス・ホルトもピッタリだった。
お高くとまった料理評論家や編集者、金に物を言わせるIT長者、料理の味さえ覚えてないリッチな熟年夫婦など、シェフの恨みを買いそうな人物が勢揃いからの、何が起こるかは観てのお楽しみ、オススメとは言わないけど、“高級レストランのカリスマシェフがもてなす極上のスリルに満ちた、驚愕のフルコース・サスペンス”を召し上がれ！みたいな？(謎)
パンフに掲載の、劇中に登場する芸術的なフルコースも見どころ、というか、観終わったらチーズバーガーが食べたくなるかも。
☆あらすじ☆
有名シェフのジュリアン・スローヴィクが極上の料理をふるまい、なかなか予約が取れないことで知られる孤島のレストランにやってきたカップルのマーゴとタイラー。目にも舌にも麗しい料理の数々にタイラーは感動しきりだったが、マーゴはふとしたことから違和感を覚え、それをきっかけに次第にレストランは不穏な空気に包まれていく。レストランのメニューのひとつひとつには想定外のサプライズが添えられていたが、その裏に隠された秘密や、ミステリアスなスローヴィクの正体が徐々に明らかになっていく。
※映画.comより
キャスト
レイフ・ファインズ
アニャ・テイラー＝ジョイ
ニコラス・ホルト
ホン・チャウ
ジャネット・マクティア
ジュディス・ライト
ジョン・レグイザモ
監督
マーク・マイロッド
原題 The Menu
107分
R15+
T・ジョイPRINCE品川1 18:50〜観客15人程/119席
