続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「サンセット・サンライズ」(2024/ワーナー・ブラザース映画)

《「正欲」「あゝ、荒野」の岸善幸監督が脚本家・宮藤官九郎とタッグを組み、小説家・楡周平の同名小説を映画化したヒューマンコメディ。菅田将暉が主演を務め、都会から宮城県南三陸に移住したサラリーマンが住民たちと織りなす交流を、コロナ禍や地方の過疎化、震災などの社会問題を盛り込みながらユーモアたっぷりに描く。町のマドンナ的存在で晋作の移住先の大家でもある関野百香を井上真央が演じるほか、中村雅俊、三宅健、池脇千鶴、小日向文世が共演。》


これは予告編の時から楽しみにしていた作品だったけど期待以上だったというか、“クドカン”的小ネタとか時々空振りのような気もしたけど、まだ4年しか経ってないのにコロナで大変だった頃をすっかり忘れていたことに気づかされながらの、東日本大震災やコロナ、空き家問題などに踏み込んでいるのに決して重くなっていないところがさすが宮藤官九郎脚本!

南三陸のご当地映画になっているところもよかった、出てくるお料理の美味しそうなこと!

重くなりがちなテーマだけど主演が菅田将暉くんと共演の井上真央ちゃんという明るい?組み合わせも大成功、2人を取り巻く地元4人組を演じた竹原ピストルさん、山本浩司さん、好井まさおさん、そして三宅健くん、自分のことは諦め境地のようでいて若い2人を後押しする地元民を演じた池脇千鶴さん(最初は池脇千鶴さんに似た無名の人と思ってました(^^;)たちも好演、みな地元出身かと思うほど自然な方言にびっくり、中村雅俊さんや小日向文世さんなどベテラン勢も安定の演技で安心して観ていられた!

白川和子さんが演じた独り暮らしのおばあちゃんもよかった、好きなことしながらこの世とバイバイ、残ったものは大切に取捨選択して残してもらうとかこれこそ理想的!とか自分のこれからについても考えさせられた。

からの、結局、着地点はありきたりなそこ?と思ったら最後にもうひと捻りあったラストもさすが!

☆あらすじ☆
新型コロナウイルスのパンデミックにより世界中がロックダウンや活動自粛に追い込まれた2020年。東京の大企業に勤める釣り好きの西尾晋作はリモートワークをきっかけに、南三陸に見つけた4LDKで家賃6万円の物件に“お試し移住”することに。仕事の合間には海に通って釣り三昧の日々を過ごす晋作だったが、地元住民たちはよそ者の彼のことが気になって仕方ない。晋作は一癖も二癖もある住民たちの距離感ゼロの交流に戸惑いながらも、持ち前のポジティブな性格と行動力で次第に溶け込んでいくが……。
※映画.comより

キャスト
菅田将暉
井上真央
竹原ピストル
山本浩司
好井まさお
藤間爽子
茅島みずき
白川和子
ビートきよし
半海一晃
宮崎吐夢
少路勇介
松尾貴史
三宅健
池脇千鶴
小日向文世
中村雅俊


監督
岸善幸

139分

G

T・ジョイPRINCE品川4 18:20〜観客10人程/119席







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