続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「標的の村」(2013/東風)

“スクリーンに叩きつける、伝えきれない沖縄…琉球朝日放送が制作、同局でキャスターを務める三上智恵を監督に迎えて、ヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)建設や新型輸送機オスプレイ配備に反対する沖縄県東村高江の住民たちの姿を記録したドキュメンタリー”

恥ずかしながら、社会情勢に疎い自分としてはオスプレイがこれほどに現地の人たちを脅かしていたのか知らなかったので、こちらも報道では伝わらなかったリアルな映像で反対運動を続ける人たちや、沖縄の米軍基地問題を描いていて、同じ日本人として色々考えさせられた。

公の場での発言や政府・自治体などの対応を求めて行動を起こした権力を持たない者に対して、大企業や政府などが威圧的、恫喝的あるいは報復的な目的で起こす訴訟のことをSLAPP(strategic lawsuit against public participation)裁判ということもわかって勉強になった。

悲壮感に溢れながらも、陽気に歌う沖縄人気質がまた素敵で決して暗くならないところに救われた。

《2012年9月29日、オスプレイが配備される前夜に普天間基地ゲート前に座り込んだ人々が、強制排除に乗り出した警察と衝突する様子の一部始終など、反対運動を続ける住民たちに寄り添いながら、沖縄の米軍基地問題の歴史を紐解いていく》

琉球朝日放送が制作、同局でキャスターを務める三上智恵が監督。

91分

キネカ大森3 18:20~観客25人程/40席





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