これはもともとは1990年の「ロボコップ2」の撮影後にアイデアを思いついて製作を開始したものの、1993年の「ジュラシック・パーク」をきっかけに映画業界が特殊効果からCG映像へと大きく転換したことでプロジェクトが中断からの、20年後に、ティペット・スタジオの若手クリエイターたちが当時のパペットやセットを発見して製作が再始動したとのことで、なんと製作開始から約30年後に完成したというもので、まずはその熱意に頭が下がる思いだった。
内容的にはよくわからなかったけど、とにかく目に見える全てのものが凝っていて画面から目が離せなかったというか、ストップモーションという気の遠くなるような作業から生まれた作品というのも貴重で、作業過程を記録したメイキングフィルムがあればそちらも観てみたいかも。
パンフが売り切れていたのが残念だったけど、新宿武蔵野館恒例のディスプレイにも熱がこもっていて色々と参考になった。
☆あらすじ☆
荒廃した未来世界。地下世界に潜り込んだ孤高の暗殺者が、老朽化した地下壕やそこにうごめく不気味なクリーチャーのあいだをくぐり抜け、やがて化け物たちの巣窟と化したこの世の終わりを目撃する。
※映画.comより
※映画.comより
キャスト
アレックス・コックス
ニキータ・ローマン
監督
フィル・ティペット
原題 Mad God
84分
PG12
新宿武蔵野館1 17:35〜観客6割程/128席