《美しい自然の残る山あいの農村を舞台に、普通は15歳と言われる寿命をはるかに越えた40歳の老いぼれ牛と年老いた農夫との強い絆が紡ぎ出す切なくも感動的な命の営みを温かい眼差しで静かに見つめていく》
今日は午前中は旦那の弟夫婦がお年賀に来たのでしばし雑談してから午後は、秋津でお姑さまの妹、大森でお姑さまの様子見といつもの土曜日の日程をこなしてから有楽町に向かいました
川崎のチネチッタで「レイトン教授と永遠の歌姫」を観る線もありましたが、昨年末に公開された「牛の鈴音」も気になっていたので銀座シネパトスでこの映画を観ることにしましたが“本国韓国で異例の大ヒットを記録したヒューマン・ドキュメンタリー”というだけあって人と老牛がただ並んで歩いてるだけでなんか胸に迫るものがあって、映像もハッとするほど美しくて最後まで画面から目が離せませんでした
通常は15年ほどの寿命しかない牛と30年もともに仕事をしていたら絆も深いわけで奥さんの立ち入る隙もない様子が描かれていて、この奥さんがまた、寡黙な旦那を補うかのようにうるさいこと、二言目には“わたしゃ不幸だ”と愚痴ってばかりなんですが、夫婦の繋がりもまた浮かび上がっていてある意味羨ましくも思いました
イ・チュンニョル監督が3年の歳月をかけて撮影したというドキュメンタリーで、韓国で300万人の動員を記録したんだとか…ドキュメンタリーというには見せ方が上手過ぎるようなところもありましたが、老人と老牛の姿に打たれました、素直な気持ちで観たい作品です
銀座シネパトス1 19:15~観客10人程/177席
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