続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「朽ちないサクラ」(2024/カルチュア・パブリッシャーズ)

《「孤狼の血」シリーズの柚月裕子による警察ミステリー小説を杉咲花の主演で映画化。杉咲演じる県警の広報職員が、親友の変死事件の謎を独自に調査する中で、事件の真相と公安警察の存在に迫っていくサスペンスミステリー。泉役を杉咲が演じるほか、安田顕、萩原利久、豊原功補らが顔をそろえる。監督は「帰ってきた あぶない刑事」の監督に抜てきされた原廣利。》

最初のうちは台詞での状況説明が多くて話のへそが掴めなかったけど、タイトルの“サクラ”の意味がわかり始めたあたりから話が動き始めてゾワゾワ、終わってみれば“朽ちない”もネタバレに思えるようなやりきれなさを覚えたりしたけど、お目当ての萩原利久くんと杉咲花ちゃんに加えて、静の安田顕さん、動の豊原功補さんの2人のやりとりからも目が離せなくて最後まで飽きずに観ることができた、桜の季節の愛知県でオールロケされたという風景もみどころ、ミスリードな“桜”の美しいこと!

杉咲花ちゃんといえば「市子」や「52ヘルツのクジラたち」での熱演も記憶に新しくて、月10ドラマ「アンメット」でも複雑な役どころを好演、映画にテレビドラマに絶好調、本作のシリーズ第2弾である「月下のサクラ」では刑事になった泉が警察組織に巣食う不条理の数々に挑む姿が描かれているとのことなので、映画の方もぜひぜひ同じキャスティングでシリーズ化してほしいかも。

☆あらすじ☆
たび重なるストーカー被害を受けて  愛知県平井市在住の女子大生が、神社の長男に殺害された。女子大生からの被害届の受理を先延ばしにした警察が、その間に慰安旅行に行っていたことが地元新聞のスクープ記事で明らかになる。県警広報広聴課の森口泉は、親友の新聞記者・津村千佳が記事にしたと疑うが、身の潔白を証明しようとした千佳は一週間後に変死体で発見される。後悔の念に突き動かされた泉は、捜査する立場にないにもかかわらず、千佳を殺した犯人を自らの手で捕まえることを誓うが……。
※映画.comよりす

キャスト
杉咲花
萩原利久
森田想
坂東巳之助
駿河太郎
遠藤雄弥
和田聰宏
藤田朋子
豊原功補
安田顕

監督
原廣利

119分

G

T・ジョイPRINCE品川区10 15:35〜観客20人程/124席







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