続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「かくしごと」(2024/ハピネットファントム・スタジオ)

《長編デビュー作「生きてるだけで、愛。」で注目を集めた映像クリエイターの関根光才が杏を主演に迎え、作家・北國浩二の小説「嘘」を映画化したヒューマンミステリー。千紗子の父・孝蔵を奥田瑛二、少年を中須翔真が演じ、安藤政信、佐津川愛美、酒向芳が共演。》


タイトルの“かくしごと”の意味が途中でわかったと思ったらあとからあとから“かくしごと”の連鎖というか、入口と出口がずいぶん違っていたけど、あのラストが全てかも。

途中の出来事色々にリアリティがないような気もしたけど、娘への思いを秘めながらも認知症で自分の感情を表現できない父親を演じた奥田瑛二さん、認知症について語る時に説得力があった医師役の酒向芳さん、この作品のヘソともいえる子役の中須翔真くん、憎まれ役の安藤政信さん、などキャスティングが絶妙で引き込まれてしまった。

主演の杏さんの熱演も印象的、演技しているというより杏さん自身が遭遇しての反応みたい?と思ったら、言いづらいセリフがあれば変えてもいいから自分自身の生の言葉を大事にしてほしいと監督に言われていたそうで納得、神奈川県の相模原と長野県で行われたというロケ地の緑多い風景もみどころ。

「違国日記」も早く観たいと思っているうちに上映回が早めの回しかなくなってきて残念、レイトでお願いしたいかも。

☆あらすじ☆
絵本作家の千紗子は、長年にわたって絶縁状態となっていた父・孝蔵が認知症を発症したため、仕方なく故郷へ戻って介護をすることに。他人のような父との同居に辟易する日々を過ごしていたある日、彼女は事故で記憶を失った少年を助ける。その少年の身体に虐待の痕跡を見つけた千紗子は少年を守るため、自分が母だと嘘をついて一緒に暮らし始める。認知症が進む父と3人で、最初はぎこちないながらも次第に心を通わせ、新しい家族のかたちを育んでいく千紗子たちだったが……。
※映画.comより

キャスト

中須翔真
佐津川愛美
酒向芳
木竜麻生
和田聰宏
丸山智己
河井青葉
安藤政信
奥田瑛二


監督
関根光才

128分

G

T・ジョイPRINCE品川1 16:10〜観客20人程/119席








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