続・とりあえずの映画鑑賞メモ

女工哀歌(エレジー)(2005米)

“日本人にとっても身近な服のひとつであるジーンズの生産過程にスポットを当て、今や世界の衣料品の大半を生産している中国の工場の現状を映し出したドキュメンタリー”

さて、お目当ての2本目ですが、これはもう、やはり観逃さなくてよかったです

内容は…“アメリカのドキュメンタリー作家マイケル・ペレドが、ジーンズ工場で働く10代の少女たちに密着取材して、低賃金で過酷な労働を迫られる少女たちやコスト削減に苦悩する工場長らの姿を通し、グローバリゼーションが抱える問題点をあぶり出していく”というものですが、過酷な労働に従事する少女たちの姿を目にして、安さを求める自分が恥ずかしくなりました、そりゃ、安ければ安いにこしたことはないけど、その安さが、眠る間も惜しんで働きつめる、まだ頬っぺの赤い女の子たちの労働からきていると思うと、なんかいたたまれない思いがしたというか…。

私なんかも、年甲斐もなく、安くて可愛い、いわゆる“安かわファッション”の並ぶお店でお手軽な流行りものを買うことが多く、ジーンズなんかもなにげなく買ってましたが、これからは彼女たちのことを思い浮かべてしまうかも…。

でも、過酷な場面だけでなく、そんな現実にあってもささやかな楽しみを見出だしながらの少女たちの暮らしぶりも描かれていて、青春ドキュメンタリーとしても目が離せなかったです、労働条件の改善などなかなか進まないとは思いますが、彼女たちが夢に向かってまっすぐに歩けるように祈りたいです

原題:China Blue
イメージフォーラム1 18:50~観客25人程/64席
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