《「ダークナイト」「TENET テネット」などの大作を送り出してきたクリストファー・ノーラン監督が、原子爆弾の開発に成功したことで「原爆の父」と呼ばれたアメリカの物理学者ロバート・オッペンハイマーを題材に描いた歴史映画。2006年ピュリッツァー賞を受賞した、カイ・バードとマーティン・J・シャーウィンによるノンフィクション「『原爆の父』と呼ばれた男の栄光と悲劇」を下敷きに、オッペンハイマーの栄光と挫折、苦悩と葛藤を描く。》
クリストファー・ノーラン監督の新作ということで期待も大きかったけどやはり間違いないというか、正直なところ、最初のうちは登場人物も台詞も多くて会話劇的なところもあるので、IMAXにする必要があるのか疑問に思いながらの鑑賞だったけど、直接的な映像を避けながらの、広島や長崎に投下された原子爆弾を匂わせるイメージや音の付け方に圧倒されたというか、前哨戦ともいえるトリニティ実験の凄まじさ、特に音の迫力がハンパなくて、何度もビクっとしてしまった!
オッペンハイマーを演じたキリアン・マーフィーの吸い込まれるような瞳も印象的、感情移入してはいけないと思いながらもつい、寄り添うような気持ちになってしまうのはキリアン・マーフィーだったからかも。
モノクロ映像とカラー映像を切り替えながらの、原子爆弾を作った者と使った者の意識の違いや、果たして功績なのか、犯罪者なのか、微妙に変化していく立場の違いなども見どころだった。
見どころといえばマット・デイモンやロバート・ダウニー・Jr.、ケイシー・アフレック、ケネス・ブラナーなど主演クラスの俳優さんたちが傍を固めていたのも壮観、ラミ・マレックが重要な役で出ていたの嬉しかった。
日本のどこに原子爆弾を落とすかを高官たちが会議している様子に、「ユダヤ人問題の最終的解決」についてを議題に、高官15名と秘書1名で開かれた会議を描いた映画「ヒトラーのための虐殺会議」を思い出して日本人としてはゾッとする思いだったけど、だからこそ日本人として観るべき映画だとも思った。
クリストファー・ノーラン監督の新作ということで期待も大きかったけどやはり間違いないというか、正直なところ、最初のうちは登場人物も台詞も多くて会話劇的なところもあるので、IMAXにする必要があるのか疑問に思いながらの鑑賞だったけど、直接的な映像を避けながらの、広島や長崎に投下された原子爆弾を匂わせるイメージや音の付け方に圧倒されたというか、前哨戦ともいえるトリニティ実験の凄まじさ、特に音の迫力がハンパなくて、何度もビクっとしてしまった!
オッペンハイマーを演じたキリアン・マーフィーの吸い込まれるような瞳も印象的、感情移入してはいけないと思いながらもつい、寄り添うような気持ちになってしまうのはキリアン・マーフィーだったからかも。
モノクロ映像とカラー映像を切り替えながらの、原子爆弾を作った者と使った者の意識の違いや、果たして功績なのか、犯罪者なのか、微妙に変化していく立場の違いなども見どころだった。
見どころといえばマット・デイモンやロバート・ダウニー・Jr.、ケイシー・アフレック、ケネス・ブラナーなど主演クラスの俳優さんたちが傍を固めていたのも壮観、ラミ・マレックが重要な役で出ていたの嬉しかった。
日本のどこに原子爆弾を落とすかを高官たちが会議している様子に、「ユダヤ人問題の最終的解決」についてを議題に、高官15名と秘書1名で開かれた会議を描いた映画「ヒトラーのための虐殺会議」を思い出して日本人としてはゾッとする思いだったけど、だからこそ日本人として観るべき映画だとも思った。
第96回アカデミー賞の発表の時には意識してなかったけど、作品賞、監督賞、主演男優賞(キリアン・マーフィ)、助演男優賞(ロバート・ダウニー・Jr.)、編集賞、撮影賞、作曲賞の7部門で受賞というのも納得のノーラン監督渾身の作品だった。
☆あらすじ☆
第2次世界大戦中、才能にあふれた物理学者のロバート・オッペンハイマーは、核開発を急ぐ米政府のマンハッタン計画において、原爆開発プロジェクトの委員長に任命される。しかし、実験で原爆の威力を目の当たりにし、さらにはそれが実戦で投下され、恐るべき大量破壊兵器を生み出したことに衝撃を受けたオッペンハイマーは、戦後、さらなる威力をもった水素爆弾の開発に反対するようになるが……。
※映画.comより
キャスト
キリアン・マーフィ
エミリー・ブラント
マット・デイモン
ロバート・ダウニー・Jr.
フローレンス・ピュー
ジョシュ・ハートネット
ケイシー・アフレック
ラミ・マレック
ケネス・ブラナー
ディラン・アーノルド
デビッド・クラムホルツ
マシュー・モディーン
ジェファーソン・ホール
デベニー・サフディ
デビッド・ダストマルチャン
トム・コンティ
グスタフ・スカルスガルド
マイケル・アンガラノ
デイン・デハーン
オールデン・エアエンライク
監督
クリストファー・ノーラン
原題 Oppenheimer
180分
R15+
T・ジョイPRINCE品川IMAX 13:30〜観客3割程/300席