続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「湯道」(2023/東宝)

《「おくりびと」などの脚本家で放送作家の小山薫堂が、自身の提唱する「湯道(ゆどう)」をもとにオリジナル脚本を手がけ、お風呂を通じて交差する人間模様を描いた群像ドラマ。生田斗真が主演を務め、弟・悟朗を濱田岳、銭湯で働くいづみを橋本環奈が演じる。監督は「マスカレード」シリーズの鈴木雅之。》

これは銭湯が舞台のコメディと思っていたのとちょっと違っていたけど、タイトルの“湯道”の世界観も作り込まれていて、温泉も含めてのお風呂愛に溢れていて銭湯に行きたくなった、湯make me happyや湯are my sunshine などダジャレも楽しくて、登場人物全員集合の楽しいエンドロールだけでもまた観たいかも!

“湯道”とはこの作品での創作と思ったら脚本担当の小山薫堂さんが2015年から提唱しているもので、京都大徳寺真珠庵第27世住職の山田宗正氏から“湯道温心”という言葉を賜って拓いたのだとか、合掌に始まり合掌で終わる所作などもちゃんとあってまさに“道”の世界で、窪田正孝くん主演でそちらの方がメインの話も観たくなった。

他にもお風呂愛が止まらない郵便局員役とその家族の話、出所した受刑者の話など、エピソードも盛りだくさんで詰め込み過ぎな気もしたけど、もちろんメインのまるきん温泉を支える兄弟の話やそこに集まる人々の群像劇としても楽しめた、変顔封印の橋本環奈ちゃんが可愛くて、“まるきんシリーズ”として続編も観たいかも。

生田斗真くんと濱田岳くんの役名が漢字は違うけど旦那と旦那の弟と同じ名前で何度も顔を見合わせてしまったのは内緒(笑)

それにしても柄本明さんがまたまた出ていてびっくり、今年に入ってからだけでも「エゴイスト」「シャイロックの子供たち」と立て続けに出ていてこれから公開の作品にもまだまだ登場しそう、夏木マリさんが久しぶりに穏やかな役柄で綺麗だったのも印象的だった。

☆あらすじ☆、亡き父が遺した銭湯「まるきん温泉」に戻ってきた建築家の三浦史朗は、店を切り盛りする弟・悟朗に、銭湯をたたんでマンションに建て替えることを伝える。一方、郵便局員の横山は「入浴、お風呂について深く顧みる」という「湯道」に魅せられ、湯道会館で家元から湯を学んでいる。定年後は退職金で自宅に檜風呂を導入したいと考えているが、家族には言い出せずにいた。そんなある日、まるきん温泉のボイラー室でボヤ騒ぎが発生し、悟朗が入院。店の看板娘・いづみの助言もあり、史朗が弟に代わって数日間だけ店主を務めることになる。
※映画.comより

キャスト
生田斗真
濱田岳
橋本環奈
小日向文世
天童よしみ
クリス・ハート
戸田恵子
寺島進
厚切りジェイソン
浅野和之
笹野高史
吉行和子
ウエンツ瑛士
朝日奈央
梶原善
大水洋介
堀内敬子
森カンナ
藤田朋子
生見愛瑠
吉田鋼太郎
窪田正孝
夏木マリ
角野卓造
柄本明
秋山ゆずき
おかやまはじめ
酒井敏也

監督
鈴木雅之

126分

G

T・ジョイPRINCE品川2 16:00〜観客15人程/190席




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