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アメリカの大恐慌時代に人々の夢と希望になったチャンプの話、といえば、うわっ、これはまたコテコテのハリウッド映画、主役はラッセル・クロウだし、なんて警戒信号出しながら観ているうちにまんまと乗せられてしまったというか・・・。
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どうも、ラッセル・クロウが出てくると素直な気持で観られなかったりするんですが、ほら、絵に描いたような男くささというか・・・
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そして絵に描いたような父親ぶりというか・・・
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なんて、斜に構えて観ていたんですが、コーチ役のポール・ジアマッティがとてもいいんですよ、最近ではワインの映画「サイドウェイ」でも印象的でしたが、今回は押しの強い役でそれがまた、実際はどうだったか知りませんが、彼の力なしにはシンデラレマンが生まれなかったのでは、と思わせられる程で、アカデミー賞助演男優賞はぜひ彼に貰って欲しいと思いました。
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リング上で思いっきり憎まれ役になるクレイグ・ビアーコという男優さんのの怖いほどの迫力も良かったです。「13F」で主役をやっていたなんて、全然覚えてませんでしたが・・・。
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というわけで、ラッセル・クロウもかなりの減量と体力づくりでボクサー役を見事にこなしていたし、ボクシングのことはよくわかりませんが、クライマックスの“伝説の試合”は、タイトルからして結果がわかっていても手に汗握る迫力で、ロン・ハワード監督の“観客をリングの上に連れてって恐れや、そこで体験することを一緒に感じてほしかった”というメッセージは充分伝わってきました、これはもう素直に乗せられて観るのが一番です(^-^)v
丸の内ピカデリー1 16:05~観客6割程/802席