続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」(2019/東京テアトル)

?《2016年に大ヒットし、数々の映画賞で反響を呼び起こした傑作アニメーションの、新たなエピソードを書き足した新バージョン。約30分のシーンを追加し、第2次世界大戦期の広島で暮らす市井の人々の多彩な日常を描き出す。片渕須直監督や、声の主演ののんをはじめとするスタッフ・キャストが再結集して、より膨らみのあるドラマを創造する。》

「男はつらいよ お帰り 寅さん」が良すぎたので、繋げて観ることにしたのは失敗だったかなと一瞬後悔したけど、あのコトリンゴがカバーする「悲しくてやりきれない」が流れて主人公のすずを担当したのんちゃんの声が聞こえてきた瞬間に、もう、この世界に入り込んでしまった。

2016年公開の1作目は2度観ているし、昨年の夏にオンエアされたTVドラマの方は時間をかけてじっくり描かれていたので、168分では少し早送り的な印象を受けたけど、時代考証などもさらに丁寧で、何度観ても胸が痛む“あの日”を忘れないために、そして皆が笑って暮らせることの大切さを忘れないためにも、ひとりでも多くの人に観てもらいたいと改めて思った。

あらすじ
1944年、広島県の呉。この地に嫁いだすずは、太平洋戦争の戦況悪化により困難を極める生活を、工夫を重ねて乗り切っていた。そんなある日、迷い込んだ遊郭で、同世代の女性・リンと知り合う。すずは、境遇は異なるものの必死に生きる彼女と心を通わせる。


168分

監督
片渕須直

キャスト
のん
細谷佳正
稲葉菜月
尾身美詞
小野大輔
潘めぐみ
岩井七世
牛山茂
新谷真弓
渋谷天外

T・ジョイPRINCE品川1 19:35~観客20人程/119席




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