まずは、お正月映画も出そろっていくらでも楽しい映画があるのに、暮れも押し詰まったこの時期にこのような地味な社会派ドラマ作品が満席ということに軽く驚きながらも、そういう自分も今年最後の作品にしようと思ったのだから、さすがケン・ローチ監督!
始まってすぐに浮かび上がった原題の“ SORRY WE MISSED YOU”の意味をずっと考えながら観ていたので、WEとYOUが誰なのか深読みしてしまったけど、これは日本でいう“不在票”に書いてあるメッセージなんだとか。
なので原題を生かした邦題ではなかったけど、暴走する父親の心情を思うと確かに家族を想う故のことで、これはこれでよかったのかも、介護福祉士として働いている妻の深い優しさも胸に響いた。
あらすじ
イギリス北部の都市ニューカッスル。ふたりの子供を育てるリッキーは、マイホーム購入のために大手配送業者のフランチャイズの下請けとして働き始める。妻アビーも介護福祉士として忙しく、息子セブと娘ジェーンと過ごす家族の時間は減っていくばかりだった。
原題 SORRY WE MISSED YOU
100分
監督
ケン・ローチ
キャスト
クリス・ヒッチェンズ
デビー・ハニーウッド
リス・ストーン
ケイティ・プロクター
ロス・ブリュースター
チャーリー・リッチモンド
ジュリアン・アイオンズ
シェイラ・ダンカリー
マクシー・ピーターズ
クリストファー・ジョン・スレイター
ヘザー・ウッド
アルベルト・ドゥンバ
ナタリア・ストーンバンクス
ジョーダン・コラード
ヒューマントラストシネマ有楽町1 14:05~満席/161席
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