続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「家族を想うとき」(2019英=仏=ベルギー/ロングライド)

?《前作『わたしは、ダニエル・ブレイク』で2度目のカンヌ映画祭パルムドールに輝いた巨匠ケン・ローチが、かねてより表明していた引退宣言を撤回して3年ぶりに発表した人間ドラマ。本作でも、労働階級の苦境と現実という長いキャリアで一貫して追求してきたテーマに正面から取り組んでおり、ブラックな労働環境に翻弄される家族の姿を描き出す。》

まずは、お正月映画も出そろっていくらでも楽しい映画があるのに、暮れも押し詰まったこの時期にこのような地味な社会派ドラマ作品が満席ということに軽く驚きながらも、そういう自分も今年最後の作品にしようと思ったのだから、さすがケン・ローチ監督!

始まってすぐに浮かび上がった原題の“ SORRY WE MISSED YOU”の意味をずっと考えながら観ていたので、WEとYOUが誰なのか深読みしてしまったけど、これは日本でいう“不在票”に書いてあるメッセージなんだとか。

なので原題を生かした邦題ではなかったけど、暴走する父親の心情を思うと確かに家族を想う故のことで、これはこれでよかったのかも、介護福祉士として働いている妻の深い優しさも胸に響いた。

あらすじ
イギリス北部の都市ニューカッスル。ふたりの子供を育てるリッキーは、マイホーム購入のために大手配送業者のフランチャイズの下請けとして働き始める。妻アビーも介護福祉士として忙しく、息子セブと娘ジェーンと過ごす家族の時間は減っていくばかりだった。


原題 SORRY WE MISSED YOU

100分

監督
ケン・ローチ

キャスト
クリス・ヒッチェンズ
デビー・ハニーウッド
リス・ストーン
ケイティ・プロクター
ロス・ブリュースター
チャーリー・リッチモンド
ジュリアン・アイオンズ
シェイラ・ダンカリー
マクシー・ピーターズ
クリストファー・ジョン・スレイター
ヘザー・ウッド
アルベルト・ドゥンバ
ナタリア・ストーンバンクス
ジョーダン・コラード

ヒューマントラストシネマ有楽町1 14:05~満席/161席




名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「映画」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事