続・とりあえずの映画鑑賞メモ

愛染かつら(1938)



“花も嵐も踏み越えて~♪

私が小さい時にテレビドラマでやっていたような記憶はあって歌はよく聞いた覚えがあるんですが内容の方は・・・なんかいまどきの韓流ドラマ顔負けの、すれ違い、障害多しの内容だったような気がしていたら・・・戦前メロドラマの代表作にしては新しいヒロイン像だったのが意外でした。
総集編なので、実際はもっと色々な障害があってそれを乗り越えたのかもですが、ヒロインを取り巻く女性たちも理解あるというか、新しい女性像だったのが意外で、ある意味、メロドラマというよりも子持ち看護婦さんのサクセスストーリーとも取れる内容で、看護婦だった実家の母が夢中になっていた気持がわかるような気がしました。

主演の田中絹代さんは決して綺麗でもなく、ちょっと見にはそんなに魅力的でもないのに、観ているうちに引き込まれるところがあって不思議な存在感がありました。

フイルムはかなり痛んでいましたが、当時の暮らしぶりなども見られて、やはり古い映画もたまにはいいですね、パトスさん、アンコール上映ありがとうございます。

銀座シネパトス2 16:30~観客40人程/130席
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