続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「最愛の子」(2014中国=香港/ハピネット=ビターズ・エンド)

“『ラヴソング』等で知られる香港の名匠ピーター・チャンが手がけた、親子をめぐるミステリアスなドラマで、実話に基づき、生き別れてしまった親と子の、それぞれの愛と葛藤を描く。親の無償の愛と、子どもの無垢な愛を見つめつつ、そのすれ違いを描いたドラマが切ない。本作の演技で香港の映画賞を独占したヴィッキー・チャオの熱演も見どころ”

これは、最近あまり観ることがなかった中国映画の底力を久しぶり見せつけられた作品だった!

実話を基にした誘拐事件の話なんだけど、子供が見つかってめでたしめでたしめでたしではなく、見つかってからのドラマがこの映画の本題で、年間20万人の子どもが行方不明になっていることや、中国の一人っ子政策などの様々な問題や闇の部分が浮かび上がってきて色々と考えさせられた。

子供探しの過程で中国の農村部や都市部など様々の風景が映し出されて未開発地区と開発が進んだ地区の対比になっているところも見応えがあった。

ストーリー
街で突然、姿を消した3歳の少年ポンポン。両親は警察に届け出る一方でインターネットを使って情報を求め、必死の捜索を続けるが足取りはつかめない。3年後、山村でポンポンは発見されるが、実の親のことをまったく覚えておらず、育ての母親を慕っており……


原題 親愛的

130分

監督
ピーター・チャン

出演
ヴィッキー・チャオ
ホアン・ボー
トン・ダーウェイ
ハオ・レイ
チャン・イー
キティ・チャン

シネスイッチ銀座1 16:00~観客50人程/273席




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