光害の自宅で岩本彗星(C/2020 A2)を追跡撮影しました。
2月3日夜明け前、ほぼ快晴。晴れたら岩本彗星を撮影する予定で、目覚まし4時にしました。
目覚ましで4時に起床して、すぐに窓から空をチェックしました。空は晴れていました。就寝前は曇りでしたので、今回はε-130D望遠鏡を庭へ準備していません。
早速着替えて防寒着も着て、庭へ望遠鏡を出して撮影準備しました。
彗星の導入は前回同様に琴座ベガを基準星にして行いました。
撮影は彗星の地平高度が30度以上に高くなる5時頃から開始しました。
試写してカメラモニターをチェックしましたが、予報位置に彗星像は見当たりません。予報位置の構図で連写撮影しました。後のソフト現像処理で彗星をあぶり出すことにしました。彗星の移動確認もできるよう30分以上間隔を空けて連写撮影しました。
薄明が始まり、撮影終了しました。機材を片付けて再び就寝しました。
そして、遅めの起床後、午前中からソフト現像処理しました。
岩本彗星は写っていました。
彗星の位置はステラナビゲータ10ソフトのシミュレーション位置から少しずれていました。(前回も少しずれていました)
彗星光度はステライメージ8ソフトで自動測定しますと、14.2±0.5等です。
(空の透明度が1/30よりも低いです)
彗星の実際の位置は写真から測定しますと、ステラナビゲータ10ソフトの予報位置よりも赤経+48秒、赤緯+02′18″の所になります。この誤差を見込んで次回撮影しようと思います。
撮影して処理できた写真1コマを添付します。
写真①の33分後の写真②を追加しました。
彗星が上(北)方向へ移動しているのが判ります。(2/5追記)
①岩本彗星(C/2020 A2)
2020年2月3日05時03分19秒~05分29秒
露出8秒×16コマ ε-130D F3.3 LPR-Nフィルター
トリミング ISO1600 自宅 気温1℃ 上が北
②岩本彗星(C/2020 A2)33分後の位置
2020年2月3日05時36分53秒~39分39秒
露出10秒×16コマ 他データは①と同じ