減光しているオリオン座α星、ベテルギウスの光度観察しました。
2月1日、月面V・X・L撮影後に減光中のベテルギウスを眼視で光度観察しました。
何日か前から光度比較する基準星を調べていました。やっと比較基準にできる星を見つけました。「星空の探訪」の本の中にありました。
それは、シリウスの下側にある大犬座ε星(アダラ)で光度1.5等です。ベテルギウスの右側のγ星(ベラトリックス)は1.6等、双子座β星(ポルックス)は1.1等で今までに比較観察に使っています。これら三つの星は、眼視でベテルギウスと同じ時間帯に直接比較観察できる星です。
実際にベテルギウスを眼視観察しました。
ベラトリックス(光度1.6等)よりも星の芯が少し明るい感じです。1/12観察した時、ベテルギウスはベラトリックスよりも明らかに明るかったですが、今回はベラトリックスの明るさに近いです。
今回、光度比較の基準星の大犬座ε星と光度比較観察しました。その結果、ベテルギウスの方が少し明るい感じでした。
2/1現在のベテルギウスの光度は眼視観察で1.4等です。
ベテルギウスは半規則変光星で通常0.4等~1.3等まで変光しますが、今回のベテルギウスはそれよりも少し暗いと言えます。
もう少し継続して光度観察しようと思います。
---追加---
アストロアーツの天文情報を見ますと、ベテルギウスの光度は1/30現在、観測者報告の平均で1.5等だそうです。(2/5追記)