自宅で中秋の名月前日(月齢13.1)と「月面A」を撮影しました。(月齢は標準時正午)
9月20日夜、曇り時々晴れ。中秋の名月は雨の天気予報で見えそうにありませんので、前日に「月面A」と兼ねて撮影することにしました。
21時から庭へ20cmドブソニアン望遠鏡で撮影準備しました。空は雲が行き来しています。月も見え隠れしています。
望遠鏡で×40倍で月を観察しましたが、「月面A」の位置のAが判りません。実際の月齢13.5でも太陽光の当たり方でAが観察できないことがあるようです。
「月面A」はあきらめて中秋の名月前日を撮影しました。
翌日、ソフト現像処理して写真の「月面A」の位置付近を調べました。
その結果、ソフト現像処理の仕方でAが何とか浮き出てきました。写っていました。眼視観察では判りませんでしたが、写真には写っていました。
「月面A」は実際の月齢13.5~13.6の時に観察できると思っていましたが、月の秤動や太陽光の当たり方で眼視観察できないことがあることが判りました。これはその時観察してみなければ判りません。
天文年鑑に「月面A」の予報が記載されていないのは、この理由からかもしれません。
撮影した写真2コマ(拡大写真含む)を添付します。
①中秋の名月前日の月(月齢13.1)
2021年9月20日21時38分22秒
露出1/640秒×7コマ 20㎝ドブソニアン望遠鏡 F6
アイピースNPL40㎜ 35㎜ F4.5 コリメート撮影
トリミング無 ISO100 自宅 気温22℃
②何とか写った月面A(拡大写真)
データは①と同じ