好み

2006-12-06 | コラム
人にはそれぞれ好みというものがある。


仕事、趣味、飲食物、音楽や服装、対人、スポーツ等々、

まさに千差万別。


誰が何を好きになろうと、誰かを嫌いになろうと基本的には

個人の勝手であり自由。


ただ、育った環境や、性格、生まれつき持っているもの、

直接感情に訴えてきて意外と理屈では割り切れない

部分も多い。




本来、楽しいとか不快とか、好きとか嫌いという感情は

脳の中でおこる化学反応の結果。


怒ったり強いストレスを感じると、脳から毒性を持った

「ノルアドレナリン」というホルモン物質が分泌されるし、

反対に気分がいいと脳内モルヒネとして一番効力のある

「β―エンドルフィン」というホルモンが分泌される。


そして人それぞれ、脳内でこの化学反応の仕方が微妙に異なる

から世の中、いろんな人がいて面白いのだろうねw。



感情で動く人もいれば、理論、理性で感情をうまくコントロール

出来る人もいる。


特に仕事や人に関してとなると、この好みがその人の

運命を大きく左右することも事実。


例えば仕事について考えてみれば、環境関連などの

これから伸びていきそうな業種に興味があって

それに従事するのと、いわゆる斜陽産業といわれる

業種の仕事がどうしても好きでこれに従事するのとでは

将来が全く違ってくる。

(ただし、世の中の状況も変化するが。)


前者は、割と苦労が報われやすいかもしれないが、

後者はどんなに努力しても先細りになっていくことは

否定できない。



また、人に関して考えてみても同じく優秀で将来性

のある人と付き合うのと、その反対の人と付き合う

のとでも未来が違ってくる。


いい人と出会って人生が好転したという話もよく聞くし、

逆にしょうもない人が好きで、自らどんどんトラブルの

中に突っ込んでいって嘆いている人もよくいる。


そんな人と関わっているからそんな目に遭うんだよ

と言ってもいっこうに意に介さない。


端から見ていると自虐的にさえ見えたりするw。


良くも悪くも、やっぱり世の中は各自いろいろな役割を

与えられているのだなあと改めて考えさせられる。



人生劇場には「人の振り見て我が振り直せ」のお手本に

なる人とか、「反面教師」とかを演じる人も必要というわけ。



果たして自分自身はどんな役を与えられているのかな?

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