カンニング

先週、世間を賑わした京大の入学試験における

ネットを使ったカンニング問題。


カンニング自体は遥か昔から存在してるわけで、

いちいち警察沙汰にするほどでもマスコミが大騒ぎ

することでもないと思うけど、今回はネットの掲示板

を利用するという斬新な？方法だったものだから、

大騒ぎになったのだろうｗ。


なにしろ今までカンニングと言えば、自分で答えを

予想して事前に用意し、それをこっそり試験中に

盗み見るというのが一般的。



ところが今回は大胆にも試験中に試験問題をネット

の掲示板に書き込み、不特定多数を対象に答えを

得るという画期的な方法だった。


しかも答えが帰ってくるレスポンスがすばらしく

早かったというから驚く。



ただ、試験中の監視自体かなり甘かったことも事実

だろうし今回大学が警察に通報してしまったことで、

ある意味大学の責任逃れという印象も世間に与えた。



とにかく新しい時代の変化がもたらした事件であり、

それについてつけない、あるいは受け入れられない人

たちがヒステリックに騒いだという事実も否定でき

ないだろう。



これはネットだが、昔自動車が普及し始めたときも

多分同じようなことがあったはず。


事故が多発したり自動車を使った犯罪等が起これば、

自動車の悪い面ばかりに目を向けて自動車は怖い

と言って騒ぐのと同じ。


しかしながら自動車もネットもその便利さからは逃れ

られるはずもなく、もう世の中からなくすことは不可能、

だったら上手く利用して付き合っていくしかないのだ。



決してカンニングを肯定しているわけではなく、ネット

社会が思ってる以上に発達してきたということを

再認識するとともに、こういう新しい方法を考えて

実行したaicezuki君の発想力と行動力は今後の

人生において、是非いい方向に活用してほしいと

願うしだい。



それから先日テレビである人が、試験自体のやり方を

根本的に変えなければならない時期にきているのかも

しれないと話していた。


要するに極論を言えば、もうパソコンや携帯は自分の脳

の一部であるという時代なのだから、一定時間内で

パソコンや携帯を駆使して問題を解くという方式に変えて

いかなければならないと。