黄砂(こうさ)

2006-03-20 | コラム
春が近づくと、ぼちぼち「黄砂」の季節。


朝、出勤の為に車に乗り込もうとすると、全体がうっすら

黄色い粉をまぶしたような「きな粉餅」状態になっていること

も多々ある。


洗車した次の日なんかは、ちょっとガッカリw。




黄砂は、主として乾燥地帯(ゴビ砂漠、タクラマカン砂漠など)

や黄土地帯で強風により吹き上げられた多量の砂塵が上空

の風に運ばれて日本、韓国、中国などで降下する現象。




黄砂についてはここ数年来、日本への飛来回数も増加

しているという。





「黄砂」は大気汚染物質などと一緒に大気中に長くとどまり、

周辺の雲の色を茶色く変色させ、農作物への被害が指摘されて

いる褐色雲をつくる事もあったり、洗濯物が汚れるといった

被害ももたらす。



それにアルカリ性で、人間の呼吸器系に被害を与えることが、

知られており、毛穴を開かせてしまうので特にバリア機能が

低い人に影響が大きく、肌荒れの原因にもなるのだとか。


また、アトピーを悪化させる原因の一つになるという説もある。




「黄砂」はこれまで自然現象だと考えられてきたが、中国での

過放牧、農地転換による耕地拡大等による人為的影響も指摘

されている。


中国は今、猛烈なスピードで経済発展しているが、それに比例

して環境破壊も急速に拡大している。




先日テレビを見ていたら、中国産の輸入野菜もかなり危険な

状況だという。


安いからといって安易に手を出すのも考えものだという。



また、黄砂に限らず汚染された空気や水が中国国内に留まらず、

近隣諸国にも流れだして悪影響を与えはじめている。




日本としても対岸の火事として、かたづけられない。
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