アルミニウム多孔体

2011-06-25 | ガジェット
住友電工がアルミニウム多孔体「アルミセルメット」

を開発した。




製造方法は記事を見てもらうこととして、その特長は、

金属不織布、発泡金属などの他の金属多孔体には無い

大きな気孔率を持ち、三次元網目状の連通構造で目詰

まりが無く、空孔が球状となっている。


また、切断やプレスなどにより、容易に様々な形状に

加工することができるとある。




用途はリチウムイオン二次電池など充放電電圧の高い

二次電池や、キャパシタの集電体にも適用が可能で

現在使われているアルミニウム箔に比べ単位面積

当たりの正極活物質の量が増やせるという。



結果、電池の容量は1.5~3倍になるというから凄い。



これなら今電気自動車のもっともネックである1回の

充電で走れる距離を倍以上に増やせる可能性もある。



化学反応を利用しないため充放電の速い電気二重層

キャパシタの場合も現在、正負極両方の集電体に

アルミニウム箔が使用されているが従来のものは

エネルギー密度が小さすぎて、メモリバックアップ用

やピーク電流カットのように補助電源的な使いかたしか

できなかった。



でも表面積がこれだけ増えれば二次電池として使える

可能性も十分出てくる。




現在実用化に向けて量産化を目指しているらしいが、

市場に出てくれば、ちょっと蓄電の世界が変わるかも。


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ハイエナ | トップ | 矢沢永吉タクシー »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おでんくん (にこ)
2011-06-28 18:54:39
巾着袋に味がタップリ染み込んで

       ・・・すみません
返信する
にこさん (shibatex)
2011-06-28 20:24:54
とってもわかりやすい例えですね~
返信する

コメントを投稿

ガジェット」カテゴリの最新記事