罰則の強化

ご存じのように今日６月１日から、駐車違反取り締まりが民間委託され、

罰則も強化される。


初日ということもあって今日1日、各地でいろいろトラブルもあった

ようだが、それなりに違法駐車は減っている模様。


そのうちニセモノなんかも現れそうだから注意しなきゃ。




しかしながら、近年「道路交通法」だけではなく、いろいろな分野で、この

「罰則の強化」という言葉を耳にするようになった。




ちょっとネットで調べてみると、



１．違法駐車の取り締まり強化の他に運転中の携帯電話の使用に

　　対する罰則の強化、飲酒運転に対する罰則の強化、暴走族の

　　取り締まりの強化。


２．ライブドア事件による、投資家の保護を目指し、証券取引法を

　　抜本的に改正及び、罰則強化。


３．耐震偽装問題による建築基準法の罰則強化。


４．迷惑メールの送信者に対する罰則の強化


５．個人情報保護法の改正、罰則の強化


６．旅券犯罪に対する罰則の強化


７．改正動物愛護法が６月１日に施行され、虐待等に対する罰則の強化


８．知的財産権侵害に対する罰則の強化


９．廃棄物の不法投棄に対する罰則の強化


１０．官製談合　 発注者への罰則強化

　

ざっと検索しても、このくらい出てきた。



まだまだ他にもありそうだが、これだけたくさんの罰則が強化

されるということは、やっぱり今の日本人のモラルやマナーが

かなり低下しているということに他ならないのだろう。



大人も子供も法律に触れなければ、あるいは見つからなければ

何をやってもいいジャン、儲かればなんでもいいジャン、という

風潮が蔓延しているように感じられる。



ただ、罰則を強化して押さえ込もうとするのは、何だか中高生の

校則のようでもあるし、何でも罰則を強化すれば解決するという

わけではなく、必ずその原因があるのだから、その原因を取り除く

ということも重要だろう。




本来、各自がある程度大人の判断で行動していれば、こんなに

罰則、罰則と騒ぐ必要もないはずなのだが、一度根付いてしまった

世の中のこの風潮を変えるのは相当難しい。



子供は大人の真似をするから大人達も、もう少し襟を正すべきなの

だろうけど、どうもその大人が減ってきているような・・・・・ｗ。



さて、どうなる日本、どうする日本。