衝撃波

2006-06-21 | 
とある専門誌を見ていたら、最近は「衝撃波」を使った食品の

加工処理技術が研究されているという記事が目にとまった。



世の中、いろんなことを考えている人がいるものだ。



「衝撃波」なんて聞くと、SF映画やヒーローものの戦闘シーン、

他には落雷や火山の爆発などを連想する。


「衝撃波」とは音速より速く伝わる圧力の波で、水中で伝わる

「衝撃波」は秒速約1600mにもなる。


ちなみに音速は大気中で約345m、水中では約1500m。



ほんの一瞬で物体を通過し、通過の際に密度の変化によって

反射波や膨張波を生じて破壊作用を与えるという。


なかなかおもしろい食品加工技術だが、今はまだ「衝撃波」を

発生させるのに爆薬を使っていて、これではあまりに危険で

非効率的なものだから大電流を利用する方法を研究中とのこと。



果物や野菜に水中衝撃波を当てると、これらを形づくっている

細胞壁が破壊されるために、スポンジのように柔らかくなる

のだとか。


しかも非加熱だから食品は熱による変質を受けないという

メリットもある。


リンゴの場合、普通に想像するとバラバラの粉々になりそうだが、

実際はそうではなくて皮が破れることも無く原型をとどめたまま

柔らかくなる。



柔らかいところは焼きリンゴにも似ていて、このリンゴにストロー

を刺して軽く握ると搾りたてのリンゴジュースが飲める状態に。


パイナップルは芯まで食べられるようになるのだとか。


って、そういう問題ではなくてパイナップルの芯は食べても美味

しくないでしょうにw。



加熱せずに硬い食べ物が柔らかくなる・・・・。

う~ん、何を柔らかくすると面白いだろうか。


結局、おろしたような状態になるとしたら、わざわざ「衝撃波」

を使う必要性をあまり感じないのだが・・・。

離乳食や病人用の食事?


生で食べられる野菜だと、きゅうりやレタス?

でもパリパリ、シャキシャキした食感がいいと思うのだが・・・。

飲むなら今あるジュースで十分。



ああ、この柔らかリンゴにストローをさしてカフェなんかで出せば

インパクトがあって、ヘルシーでちょっと受けるかもしれないw。




果たしてこの「衝撃波」は食品加工の分野でブレイクするのだろうかw。
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