おくりびと

2012-08-13 | コラム
残念ながらこ見ることはなかったが4年位前に

「おくりびと」という映画が話題になった。



この映画のお陰で「おくりびと」が遺体を棺に納める

仕事をする人だということを知ったのだった。



今日は父の遺体が置いてある実家に「おくりびと」

が二人来てその一部始終を初めて見せてもらったが、

改めて凄い大変な仕事だと実感。



映画「おくりびと」の中では、本木雅弘と山崎努の

男性2人だったが、今回は30代と40代といった

感じの二人の女性だった。



こんな重労働なのに大丈夫なのだろうか。




まず遺体のある部屋に体を洗うためのバスタブを

搬入して遺体をその中で洗っていくわけだが、その

途中途中で家族にも洗剤のついたスポンジを渡し

実際に洗わせる。


頭も洗うし、髭も剃る。



この儀式を「お湯灌」(おゆかん)というのだそう

だが、親族に洗ってくださいと言われ実際に手と

腕を洗わせてもらった。



死んでいるにもかかわらず、肌の色艶は割といいの

だが腐敗を防ぐためドライアイスで冷やしているから、

とにかく体が冷たい。


思っていたほど死後硬直してないのもい印象的だった。



携帯シャワーで洗剤を流し拭き取り、その後一人が

バスタブを片づけてる間にもう一人が死装束を着せて

いく。



重くまったく動かない遺体にとても手際よく着せていく

のを見ると、かなり熟練してるのだろう。


進行しながら都度、丁寧に様々な説明がある。



服を着せたあとは顔に化粧を施し最後に皆で納棺。



蓋を載せて全員で合掌。



今まで頑張ってくれて本当にありがとう。


安らかに眠ってください。




それにしても「おくりびと」の方達が1日に何人の

「お湯灌」をやってるのかわからないが、初めて目の

当たりにしてとにかく大変な仕事であることを知った。







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4 コメント

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そうだったのですか (紅芋)
2012-08-13 15:12:57
映画「おくりびと」は私も見ていないのですが、実際にそれに
携わっている方々を目の当たりにされたのですね、読んでいてなるほど。
病院で看護師さんがデフォですが、今ではこのようなご職業の方々がおられるとは。

男性でもできるお仕事だと思うのですが、意外と女性向き
かもしれません、女性は命を誕生させる生き物だから・・・。
女性にも向き不向きはあるでしょうが、できる方はできるんですよ。

素晴らしい「おくりびと」の方々に出会えてよかったじゃないですか。
これでお父様も安らかに眠ることができていらっしゃるでしょう。
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Unknown (しろりん)
2012-08-13 19:18:01
ご尊父様の御冥福をお祈りします。

きっと女性の方が仕事が細やかで

喜ばれたでしょう。

もともと事故・災害で損傷のひどい遺体を

キレイにして送るのが納棺師(おくりびと)の初めだそうです。

東日本大震災では大変だったことでしょう。

うちの父の時にはありませんでしたが(ずいぶん昔で)

直近で姉の時には、私は立ち会えませんでしたが

入院して苦しんでいる時よりも、

美しい死化粧が施されていて

おどろいたことを思い出しました。
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紅芋さん (shibatex)
2012-08-13 20:06:58
このような職業を実際に見て
とても感銘を受けました。

肉体労働の部分を除けば、きっと
女性の方が細やかさでは向いてる
仕事かもしれませんね。

ただ、看護師さんのように専門の
学校があり資格が必要な仕事では
ないと思いますから、そこが驚き
でした。
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しろりんさん (shibatex)
2012-08-13 20:15:33
お心使いありがとうございます。

仰る通り、体力を使わなければ女性の
ほうが剥いてる仕事のように思います。

父の場合は病死なので痩せ細っては
いましたが、体には特に損傷がないので
幸い見た目はそれほどひどくはないです。

でも事故・災害で損傷のひどい遺体を
綺麗にするのは本当に精神的にも大変
なことと思います。

特に女性にとっては。
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