とりさんのブログ

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コヤスノキ

2015-01-10 22:04:34 | 日記

 コヤスノキは子安の木ともいわれ、安産のおお守りに使われたりします。この木の南限は岡山県で、兵庫県南西部にもわずかに分布し、県の天然記念物として保護されています。コヤスノキを何とか皆に知ってもらい、貴重な遺伝資源として保護できないか、今日、樹木医二人で自生地を回理、下調べをしてきました。5か所回りましたが、いずれも神社に自生していました。成長の非常に遅い木で、せいぜい樹高約6mでそれ以上にはならないようです。その原因を二人で考えたのですが、日当たりが重要であるとの結論になりました。
 樹木によっては日当たりのいいところ、そうでもないところに平気で生えて来る木があります。コヤスノキは日当たりのいいところを好む代表的な樹だと思います。雄と雌があり、種子は表面に粘液が付いており、動物の体にくっ付けて広げる戦術をもちいているようです。
 気を守ると簡単に言いましても、巨樹所有者の意向が強く働きます。
 そんなことを考えながら樹木めぐりをしました。