福岡 モンコレメモ

モンスターコレクションTCGのブログ。活動地域は福岡市周辺なので地方ネタも稀に書きます。モンスター全般大好きです

モンコレの世界(8)

2010-03-28 16:29:22 | モンコレの世界
■鉄と鋼の王国

【地下王国ガントル】
六門世界の北部は、森と山岳の多い地域である。
その山岳地帯の地下に存在するのが、ドワーフの築いた地下王国ガントル――別名「鉄と鋼の王国」――である。
北部地方の洞窟や地下遺跡にはトロールやゴブリンなども数多く居を構えており、ドワーフの治めるガントルは、古来より人の目の触れぬところであまたの争いをくぐり抜けてきた。
とはいえ堅固な地下施設を築き、錬成された強固な武具に身を固めたドワーフたちの軍団はまさに「鉄壁」を冠するにふさわしい存在で、ガントルは永年にわたって揺らぐことなくその国力を誇っていた。
しかし近年では、略奪と侵攻を旨とする爆殺王の率いるミノタウロスが南方より攻め上がってくることもあり、地底における争いはこれまでにない劇的な戦況を迎えつつある。
そこで世界各地で起こる異変と戦況の激変に危機を察知した「鉄と鋼の王」は、地上に住まう人間たちとも連携を取り、地底にとどまらず地上においてもドワーフたちのその武勇を発揮しはじめたのだ。

【ドワーフの氏族】
ドワーフは北部地方においては、エルフ以上に数の多い知的種族である。
彼らは頑固で融通がきかない反面、酒を好む陽気さと、繊細かつ強靭な金属加工技術を誇る器用さを併せ持つ。
その大半が地下での生活を送っていることもあって、ドワーフに様々な氏族が存在することを知る人間は少ない。
ドワーフ最大の勢力は、「鉄と鋼の王」が率いる氏族だ。
大半のドワーフはこの氏族に属しており、採掘や金属加工など、多くの人間がイメージするドワーフに近い性質を持つ。
そして数は多くないものの、重要な位置を占めるのが「白き石の王」が率いる氏族である。
「白き石の王」の氏族は、ドワーフ社会内での文化・教育などを広く請け負う氏族で、ドワーフとしては珍しく魔法を扱う術に長け、若いドワーフの娘を巫女として祀り上げるなど、ある種の宗教色も併せ持っているという。
他にも、遺跡探索や地下開発、新規技術を開発する氏族などが細かく存在しているが、大きな力を持つのは前述の2つの氏族と考えて問題ない。


【鉄と鋼の王ゴットドン】
ドワーフ最大の氏族を束ね、質実剛健なドワーフの中でも抜きん出た武勇を誇る、現「鉄と鋼の王」。
強固な意志力と頑強な身体という、武人として優れた能力を持つゴットドンは、同時に人間との協力戦線を築き上げる柔軟性と政治力とを併せ持つ「王」の器を持つ人物である。
ドワーフは頑固なこともあって他者に縛られることをあまり好まない種族だが、多くのドワーフはゴットドンのカリスマ性に心酔しており、彼のためであればその身を犠牲にしてでも戦いぬくことだろう。
そしてもしゴットドンが戦場に立つことがあれば、敵はその不屈の魂に恐れおののくに違いない。

《鉄と鋼の王ゴットドン》

【白き石の王ナスホルン】
ドワーフの文化・教育・宗教行事の全般を司る氏族を束ねるのが、現「白き石の王」のナスホルンである。
お世辞にも上品とはいいがたい性格の者が多いドワーフたちだが、ナスホルンの氏族はある種の高潔さと厳格さとをその人生に求められる。
例えば彼の氏族には、そのグループ内に一人は幼い少女を加え、その娘を教え導き守り抜くことで自らが高められるという特殊な哲学があるようだ。
ナスホルン自身はドワーフ随一の魔力を誇る人物で、その口上たるや、言葉の通じぬ敵すらも屈服させるほどの恐るべき説得力を持つという――実のところその能力は、「白き石の王」の血に受け継がれる特殊な能力だと考えられるのだが。

《白き石の王ナスホルン》 

【聖女と七人の勇者の伝説】
白き石の王の氏族には一つ伝説があり、それが今もなお受け継がれている。
その昔、とある国を追われた姫君を守るために、七人のドワーフの勇者が集ったという伝説である。その伝説では、とある姫君は七人のドワーフの力を借りることで王国を奪還することに成功したと言われている。
この故事に習って、ナスホルンの僧兵たちのリーダーには年端もいかない娘が聖女として、そして指揮官として選ばれるのである。

《ナスホルンの方陣隊》
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« モンコレの世界(7) | トップ | モンコレの世界(9) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

モンコレの世界」カテゴリの最新記事