欲深き皇帝オルクス。
古くは六王国時代、群雄割拠の時代に名を残す、暴虐の皇帝である。
なしえなかった世界征服の夢は、千年の後に。
秘術に禁術を重ね、オルクスは現世に息を吹き返す。
決して滅びることのない不死の身体として。
平和をむさぼっていた六門世界。
オルクスが野望を満たすのは簡単なはずだった。
しかし、予想もしていなかった者――魔剣姫の存在が、彼の計算を大きく狂わせる。
魔剣姫との常識を遙かに超えた激戦は、無敵のオルクスの体躯に亀裂を生じさせた。
そのひび割れは時とともに大きくなり、やがて看過できない傷跡へと変じていく。
何者にも恐れを抱かなかった皇帝は、再び訪れるであろう死を恐れた。
そこで皇帝は、一つの妙案を実行する。
己の真の名から、肉体の複製を作り出す古き儀式。
そしてその肉体に己の魂を移すことで、肉体の滅びは乗りきることができる。
来たるべき宿敵との対決。
魔剣姫への秘策はすでにあり。
血みどろの玉座にて、皇帝は笑わずにはいられなかった。
◆
「オマエとの戦い。こういうのを宿命と言うのだろうな、魔剣姫」「そうかもしれないな、暴虐の皇帝。私はこれまで色んな相手と剣を交えてきた。その中でも貴様の強さは段違いだ。それは認めてやる」「永遠を生きる魔剣姫に褒められるとは光栄だ。最後に聞いておく。余の妻となって世界をともに治めぬか」「承知するはずもない汚らわしい提案をするな、おぞましい。時間の無駄だ」「そうであるな、力尽くは我がオーク族のむしろ好むところ。始めようか、魔剣姫」「最初から全力で来い。お互い、手の内は知っている」「よかろう、満ちあふれるこのパワーを思い知るがいい!」
Level 6 6/6 歩行 アイテム2 火火 装備制限
◎火1枠消費し、装備品を手札に戻すことで装備者を強化「+4/+4」
「偽」帝オルクスということで、皇帝オルクスと共存が可能。
皇帝オルクスと比較して、アンデットが魔法生物となり、アンデット魔剣が装備できず、装備品を1つしか装備できないうえ、加速能力がなくなり、能力が対抗不可ではなくなりました。
何一つ良くなったところがないように見えますが、装備品破棄能力が手札回収になってます。
オルクス勢力はメインがオルクスとデュロクのみだったので、この偽オルクスが入ったことにより、勢力的に間違いなく強化されます。
また、この能力は装備品の種類と強化対象を選ばないため、魔剣アンデット系や槍エルフ系などでも強化可能。
なおかつ、装備品の手札に回収は、再利用が可能なため便利。
ただし、此方の能力は対抗不可がなくなったため、気を付けてください。
さらに、魔法生物なので色々気を付けてください。
脳筋の本家よりは応用力はあると思います。
余談・・・・オルクスは、誓いを破った者を懲らしめる冥府の魔神。厳しく悪魔的な側面を「オルクス」が担っており、イタリアのエトルリア地方でオルクス信仰が行われている。
古代ローマ人達によって、プルート,ハデス,ディス・パテールと混同され、さらに髭を生やした恐ろしげなサイクロプスの壁画や像像もオルクスだと勘違いされ、当時も現在も散々な扱いを受けている。
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《狂戦将デュロック》はオルクス旗下の将軍のひとり。
かつての六王国時代でもオルクスの元で働いたハイオークであり、悪逆非道で名を馳せた猛将である。
変色して赤紫になった皮膚、各所に見える身体の接ぎ傷。
反魂の法で無理矢理現世に呼び戻された反動は極めて大きく、常人であれば身動きも取れないほどの激痛が常に全身を苛んでいる。
しかし狂戦士と化したデュロックは、痛みを忘れたのか感じないのか、その動きが鈍ることはない。
◆
「モンブランに聞いたことがある。当時のオルクス配下の中でも、大鎚を小枝のように扱う将軍が恐るべき強さだったと」「俺が行きますよ、団長」「アルドランスか、テメエはダメだ」「どうしてですか。俺が負けるとでも?」
level 6 6/7 歩行 アイテム2 火 装備制限(1)
◎[普通]手札1枚破棄し、このユニットの装備品を手札に戻せば、敵1体に【渇望 2D】ダメージ。
武具を装備していることが当たり前な種族なので、表記のステータスは仮の値です。
本来の力は下記のようになっている。
・剣なら 10/7 イニシ+2 アイテム1 火火
・手甲なら 6/9 アイテム1 火火
・鎧なら 9/10 アイテム1 火火
・首輪なら 8/9 アイテム1 火
level 6にしたら、かなりのハイステータスですね。
ですが、装備品デックは装備と消耗品とスペルの扱いがかなり難しい。
プレイヤーの腕の見せ所です。
余談・・・・デュロックは、アメリカに起源を持つ赤色の豚にバークシャーなどを交雑し、作出された豚の品種である。毛色は赤・黄・褐色と様々なものが見られ、体型は均称のとれた精肉用型の肉豚。成長が早く、他の品種に比べ同量の肉になる為に必要な飼料の量が少なくて済み、経済的な品種である。現在日本では実用豚生産のための雄型品種として、利用されるのが一般的である。
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オルクス達の軌跡(フレーバーテキストまとめ)
◆オルクス駱駝騎兵団⇒「大地が揺れる……!」地平線がすべて赤で染まる。それはオークたちの騎兵。
◆欲深き指揮官⇒「雄叫びをあげろ! 欲望を解き放て!」
◆オルクス狂戦兵⇒「我が前で狂え! 踊れ! そして殺せ!」
◆欲深き破壊将軍⇒「ここは我らオークの大地だ! 生命が大事であれば、オーク語で許しを乞え、人間!」
◆オルクス猟兵隊⇒ オルクス直属の兵士たちの顔つきは、ほかのオークたちとは明らかに違っていた。その上、連中が身につけていた甲冑や剣は、あのときオルクスが身につけていた……「狂戦士の武具ですな。やっかいですぞ、これは」「どうすればいい?」「逃げますぞ。さすれば呪いの時間が味方になります」
◆アシッド・ブレイク⇒「大丈夫、狂戦士装備は僕のこの呪文で」
◆狂戦士の剣⇒分類上は剣になるのだろうか。その両方の刃からは、蜃気楼のような不気味なゆらぎが立ちのぼっている。
◆狂戦士の鎧⇒「あれはおそらく狂戦士の甲冑でしょうなぁ。呪われたアイテムですよ。装備したものの生命を奪うという」
◆狂戦士の首輪⇒罠にかけられた僕たちを囲むのは、オークの軍勢。「どいつもこいつも、例の首輪つきかよ!」「自らを奴隷として認めているようなものだな。やつらにはふさわしいではないか」
◆オークの突撃兵⇒「オメにオデたちのキモチ、わかるか?」オークの兵隊が臭い息をまき散らしながらのぞき込む。
◆オルクス禿鷲騎兵団⇒「強いわけですな。あれはオルクスとともに戦っていた六王国時代のオークたちですぞ!」
◆オルクス火炎放射隊⇒オークの魔法使いらしき男は、聞いたことのない言葉で僕たちをののしり、そして大きく息を吸い込むと悪臭混じりの火炎を噴き出した!「マジック・シールド! ……ブリオッシュさん、ぼーっとしてちゃダメですよー!」黒猫のキャラットさんが僕の前で魔鏡盾を展開する。
◆エナジー・ドレイン⇒「エナジー・ドレイン!」稲妻を受けた直後のように、オルクスは一瞬だけひるむ。
◆ミダスの軽騎兵⇒「爆殺王ゴルディアス。ヤツノ一族ハ狂帝オルクスニ協力シタ。我ラミノタウロス族ノ面汚シダ」「それで協力しなかったオズボー族が、見せしめに呪いをかけられたというわけですな」
◆オズボーの見習い戦士⇒僕たちの前に現れたミノタウロスの意外すぎる姿。「あれが……オルクスのかけた呪いなの?」「なるほど、強靱な肉体が誇りである彼らにとって、人間の女性の姿は屈辱以外の何物でもありませんな……」
◆ヒッポスの陸亀騎兵⇒「一番大きな陸亀の上にどんとその姿をさらしているのが、ヒッポスたちの王ドドンパスのようですな」「どこに向かってるんだろう?」「……オルクスに会うつもりかもしれませんな!」
◆ブルタスク⇒ 「じゃあ、ここの調査終わり! 次はっと……」「いやいや、もしオルクスがブルタスクを戦場に投入しようとしているなら、大変なことになるよ!」「なんで? ただの大きなブタでしょ?」
◆オークの刻印兵⇒「これでオマエ、狂戦士、こわくない」
◆オルクス夜戦隊⇒「オークが夜襲をかけてきたようですな。明かりを消します。これを身につけてくだされ、ブリオ殿」言いながらモンブランが例のポケットから取り出したのは、奇妙な形のゴーグルだった。「それがあれば、夜でもフリスキー殿のようにあたりを見ることができます! 男の必需品ですな!」
◆オークの火炎術師⇒「ブリオの旦那様、こちらでごぜえます」「キミがオークの奴隷と知己とは知らなかったわ」
◆邪悪を打ち払う鎧⇒ 「そうか、わかりましたぞ! オルクスがゴブリンを使ってどうしてドワーフの地下トンネルを襲わせているか」「なに?」「裁く者ですよ。ヤツはあの力を狙っておるのです!」
◆ファイナル・ガーディアン⇒白銀に輝く大きすぎる身体。背には同じく白銀の翼があった。魔力の輝きがあふれているところを見ると、どうやら起動している様に見える。「モンブラン、アレって前にオルクスの宮殿で見たことあるやつと同じ規格のゴーレムじゃない?」「鋭いですな、ブリオ殿。その通りですぞ」
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