数年前にガチャガチャで手に入れた「太陽の塔」をじっと見つめる。
12月初旬「太陽の塔」が赤く染まった
大阪府は12月16日、新型コロナウイルスの新たな感染者を396人確認したと発表した。2日連続で300人を上回った。
府内では感染状況などを判断する府の独自基準「大阪モデル」で非常事態を表す「赤信号」が点灯中。
今日のライブカメラに映る塔は、何故か青でした、基準が分かりません🚑
【太陽の塔】大阪万博記念公園HPより
太陽の塔は、芸術家の岡本太郎がデザインし、1970年に開催された日本万国博覧会のシンボルゾーンにテーマ館の一部として、母の塔・青春の塔・大屋根(長さ292メートル、幅108メートル、高さ約30メートル)とともにつくられました。 塔の頂部には金色に輝き未来を象徴する「黄金の顔」、現在を象徴する正面の「太陽の顔」、過去を象徴する背面の「黒い太陽」という3つの顔を持っています。 構造は、鉄骨、鉄筋コンクリート造りで一部軽量化のため吹き付けのコンクリートが使われています。内部には原生生物から人類に至るまでの生命の進化の過程を表現した「生命の樹」(高さ約41メートル)があり、博覧会以降原則非公開だったものを復元・再生し、2018年(平成30年)3月より公開しています。 「太陽の塔」は過去・現在・未来を貫いて生成する万物のエネルギーの象徴であると同時に、生命の中心、祭りの中心を示したもので、博覧会開催期間中、テーマ館の来館者(約920万人)に多くの感動を与えました。
大阪万博当時、お祭り広場の銀の屋根を突き抜けた「太陽の塔」の用に、コロナ渦を突き破り平和な日常が戻ることを祈ります。
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今回は「太陽の塔」テーマプロデューサー、岡本太郎の本より抜粋して紹介します。
本の表紙
太郎が撮った写真です、太陽の塔の胴体と似ています🌝
大陸、そして中世の息吹きがなまなましく生きている姿に圧倒される。
ここは、人間の本来的生き方のふるさとなのだ。
大陸とつながっている自身の根っ子がある気がする。
不揃いの瓦、デコボコした不思議な曲線、同じものを繰返したくないという人間的な意志、シンメトリーを嫌う、とらわれない姿がこの人たちの心情のようだ。
日本人も、少し崩したりするが、小手先で細かい、スケールが小さい。
豊かな土地でなく、強大な力の文化でもないが、少しもせせこましくない。そこに、この民族芸術の魅力がある。
日本文化といえば京都、奈良、それは明治以来の偏った狭いイメージにすぎない、それだけに固定して考えてしまうことが、現代日本を小さく歪めてしまった。
岡本太郎
1911年生れ
1930から11年間パリで一人暮らしする、人類学、民族学を学ぶ。
1940年、軍隊に入る。
1964年11月16日~24日、韓国訪問、
板門店、済州島、慶州
を訪れ、「むっとする人間的な生活のにおい」衝撃を受ける。
旅行記「韓国発見」仮面、守護神、石偶、木彫りの柱(非対称性)への傾倒。
花瓶、キムチの壺の蓋の歪みに、抑圧の歴史に対する反骨精神を感じる。
「恨」にうらみの意味はない、耐えてひたすら待つ「自分の内部に固まる情の固まり」である。
韓国のことわざ
「天がくずれおちても、抜け出る穴がある」
そんな民衆文化を愛した。
以上