これは平成17年9月1日に発行されたにちぶんmook『荷風!』<vol.5>に掲載された記事です。美空ひばりを取り上げているのですが、間違ったことが書かれていました。
こんな風に紹介しています。
ひばりの初舞台は市電杉田線(廃線)の終点(JR新杉田駅近く)にあったアテネ劇場(杉田劇場)で、風呂屋を改造したもの。
これは間違いですね。
市電の終点近くにあったのは杉田劇場で、アテネ劇場は市電「浜」電停近くにありました。二つの劇場は全く別物。しかも、アテネ劇場は風呂屋を改造した施設ではなく、市場を改造したものでした。
美空ひばり(当時の芸名:加藤一枝)は昭和21年4月、杉田劇場に出演したあとアテネ劇場で公演を行っています。
この記事はおそらく、いろいろなところを調べていて混同してしまったものと思われます。
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