故郷  城山  和歌山街道

一村は鳶の輪の中風光る  きく

今日は母の日。五月第二日曜日。

2020-05-10 10:06:25 | 日記
母は十四歳の時、子守ばかりの今が嫌で、帰省していた父親の弟について東京へ、部屋を借りて近くの診療所のお手伝い。資格を取って看護婦。病院で働きました。親の勧めで戦争から帰って来ていた父と結婚。名古屋で新婚生活、私が生まれました。父は軍需工場で働くも米軍の空襲が激しくなり二人の両親のいるところへ疎開、母の実家で生活、煮えたぎった鍋に手を突っ込んでしまい右手をやけど、看護婦の経験を活かし手早く処置できたお陰で生き延び今に至っています。両親の世話をしているとき、お前は親孝行なぞせんでもええよ。と何かあるたび言ってました。たいした親孝行はできませんでしたが両親とも九十歳を過ぎても元気に長生きしてくれました。