無料弁当40個+お菓子を21:30から出して23:00過ぎに完パケ。弁当作り隊は今日も元気。
一週間程前から公園にいるホームレスに弁当や衣類、タオルを持って行く。彼は昼間から夜までずっと同じベンチに座ったまま。病気らしく、足が不自由だという話を、数人の方から聞いていた。見せてもらうと、包帯を巻いているかのように見えたのは乾燥して毛羽だっていた皮だった。片脚のふくらはぎが2倍に膨れて乾皮症のようになっている。腐敗しているかは分からないが、匂いがする。救急車を呼ぶか聞いたら「大丈夫。もう少し様子を見ます」と拒絶された。
その後、弁当作り隊と2度目の訪問をしたら、ちょうどゴミを捨てに行き、歩いてベンチに戻るところだった。片足を引きずるようにしていて、辛そうな歩き方だった。「自己責任、自己責任なんで…クソっ」と痛い方の片脚を自ら叩く。園内には多くの若者が酒盛りをし、どんちゃん騒ぎをしている中、一緒に見に来た小学生女子が涙目で私に訴える。「ねぇ、何で今すぐ病院に連れていかないの?」
彼は「脚の痛みは無い。震えるようにしてるのは寒いのではなく体操だ」と強がる。私たちが持って行った弁当とお菓子を受け取り「こんなに食べたらデブになっちゃうよ」と明るく言うが、誰が見ても歩行困難な状態で、路上生活は厳しく思える。明晩も来る事を伝え、公園を後にする。
ホームレスに話しかけるのは勇気がいる。「弁当なんていらねぇ」と、以前に怒鳴られたこともある。でも皆で行けば怖くない。小学生女子とお母様は全く物怖じせず、臭い匂いのする彼に近づき、腫れ上がったふくらはぎに顔を近づけて病気の様子を見ていた。
小学生女子はショックを受けたらしく、帰りの道すがら次第に口数が少なくなり、店に戻ると静かに泣き始めた。必ず助けるからね。必ず。
時短営業のために居酒屋を追い出されのか、公園は酒盛りをする若者達であふれていた。彼らにホームレスは見えていない。
この公園で、これまでに何人のホームレスが亡くなったかを誰も知らない。
(4/17のTwitterより 一部修正)
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