無料弁当50個+お菓子などを21:30から出して23:00過ぎに完パケ。初めて50個つくってみた。余裕があればできる。やればできる。いつもお米を大量に寄付して下さる方から、昼にメールがある。近所で田んぼをやめた方がいて、その田んぼをめぐりや専用にするとのこと。あまりの申し出に涙する。
夜、早めに弁当が完成したので、昨夜目撃情報のあった線路の反対側の某所を視察する。懐かしい顔があり、再会を喜ぶ。以前に商店街にいた若いホームレスの方だ。見かけなくなって心配していたと言うと「すみません」と謝る。近隣の住民が何度も通報し、その度に警察から注意されるので、元の場所にいられなくなったらしい。
彼がいたのは商店街の、とある店の閉店後のシャッター前で、開店前には退去。住宅前ではなかったのに、何とも世知辛い。今の場所に来るまで、あちこちを転々としていたらしい。警察は来ないが、役所から職員が来たとのこと。それも多分、誰かから通報があったからだと伝える。色々と話し、必要な物を聞いて店に戻る。
彼の事を一番心配していたスタッフに伝え、彼が必要だという水のペットボトルと弁当を、一緒に配達することになった。以前、頻繁に配達し、打ち解けていたのに急に彼がいなくなったので、「しつこ過ぎたのかも」と気にしていたが、杞憂だということが分かって、本当によかった。
現在の場所は、茂みの近くで人目につかないが、車道の近くであり音がうるさい。屋根も無く、雨が吹き込む劣悪な環境。なぜここを選んだのか疑問に思ったが、すぐに答えが分かった。彼は携帯端末を持っていて、ゲームをしたり支援してくれる友人と連絡をとったりしている。最重要なのは、フリーWI-FIがあるかどうかなのだ。WI-FIが彼と社会をつなぐ糸なのだ。
もっと安全な場所で眠ってもらいたいのだが、当店の近くで、その条件を満たす場所が思い浮かばない。くれぐれも気をつけるように伝え、今夜は別れた。以前より公的な支援を受けてほしいと案内しているが、少し人間不信があり、意思を固めるまでにもう少し時間がかかるだろう。まだ若く、路上歴も浅い。できる範囲で、声かけを続けていきたい。
(5/26のTweetより 一部修正)
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