今何かと環境問題が姦しい。
2030年に向けて、我が国の各自動車メーカーもガソリン車を廃止する方向に動いてる。
我が国の電気自動車の普及率はと云えば...2017年の日本のデータを見てみると、EV販売台数のシェアは1.1%、保有台数のシェアは0.3%。
2030年迄に新車販売台数の50~70%を「次世代自動車(EV・HV(ハイブリッド車)・PHV・燃料
電池自動車・クリーンディーゼル自動車)」に、其の内20~30%はEV・PHVにするのが目標である。
内燃機関を全廃ではなく、内燃機関は駆動を伝える動力源ではなく、発電の為の動力源となる。
今やそうなって世に出ている
将来若し、ガソリンや軽油を使用する内燃機関が消えてしまうとなると、此れ迄根付いて来たガソリンスタンドも消滅する。
ガソリンスタンドで働くスタッフは、将来を見据えて準備しておく必要があろう。
さて昨今の世は、温暖化の主犯を二酸化炭素に仕立て上げ、利権を発生させて金儲けする輩ばかりとなった。
二酸化炭素を敵視して、飛行機にも乗らず、船にも乗らず、眉間に皺を寄せ、こめかみに青筋立てて奇声を上げる少女迄現れ、世界中を混乱させている。
併し此の少女、自身の着ている服、身体を洗うボディソープ、シャンプー類は何で出来ていると思っているのだろうか?
今の時節、石油原料から一切離れて生活が成り立つのか。
そりゃあ、石器時代や石油が世に知られる前の世なら生きていけるが、そんな生活を今の世で出来る筈も無い。
全く、思い込みと云うヤツは厄介である。
1人の人間を狂人へと変えてしまう。
世界では欧州が積極的に環境問題に取り組んでいる。
其れに追随すべく、我が国も終わりの無い環境問題にあの手この手と奔走している。
次世代エネルギー(再生可能エネルギー)として、住民への健康被害を無視して風力発電を国内の彼方此方に乱立させ、景観と自然災害時の被害増大を無視して太陽光パネルで埋め尽くそうとしている。
風力発電の風車、ブレードが強風に耐え切れず破損事故が各地で起きていた。
そして此の度、政府が福島県沖に設置した浮体式洋上風力発電施設を全て撤去する方針を固めた。
東京電力福島第1原発事故からの復興の象徴として約600億円を投じた。
将来的に民間への譲渡を模索していたが、全く採算が見込めず赤字だった。
経済産業省は、来年度予算の概算要求に太陽光パネルの撤去関連費50億円を計上。
此の浮体式洋上風力発電施設は2012年から、原発事故で一時全町避難となった楢葉町の沖合約20キロに3基を順次設置。
最大の1基は今年6月、不採算を理由に撤去されている。
最近CMで流れる洋上ソーラーも採算の見通しは立っているのか。
嵐でも耐え得る設備と謳っているが、まぁ話半分...否、話10分の1程度に聞いておいた方がいい。
そして太陽光パネルも、大雨で地盤が緩み崩れ落ち、其処に設置された太陽光パネル群が土砂と一緒に民家に雪崩れ込んだ記録も在る。
最近の大事故に、昨年の9月に上陸した台風15号が千葉県を通過した際、千葉県市原市の溜池の「山倉ダム」の水面にある「千葉・山倉水上メガソーラー発電所」で火災が発生。
台風の強風で、フロート架台が折り重なるように損壊した。
何かと原発を悪者にするが、頻繁に事故を起こし破壊する次世代エネルギー施設の方がタチが悪い。
此の先地球は更に寒冷化に向かっているのに、原油から手を引こうとして破滅方向に慣性力を伴って突き進んでいる。
インチキ宗教の如く、次世代エネルギーを本尊に仰ぐ愚行は一刻も早く改めよ。