これは私の落ち度だなと思う。
普段、映画を見に行くときは、事前に公式サイトは一通りチェックするのよ。あらすじとかキャラクターを何となくでも知っておいて、始まったらどういう話なのか、方向性や着地点が想像できる状態で見るようにしている。でないと、映像って理解できなくない?日常生活で、普段接点のない人にいきなり突拍子もないこと(私にとっては、だが)を言われたりすると、本気なのか冗談なのか判断つかなくて難儀したりする、あれに近い感覚がある。ん?この人何言っているんだろう?何がしたいんだろう?私に何を求めているんだろう、どう理解してほしいんだろう?って。映画の場合、まごまごしているうちにどんどん時間すぎるので。連続ドラマとか連続アニメなら、徐々に話分かればいいやってなるけど、映画は1回きりだから。(公開期間中に、もう一度お金払って見に行ったことは、多分ない。)
……まあ後から公式サイト見たんだが、これで分かるかと言われると、同じ状態だったかもしれないが。
つまり、まあ、よく分からなかったのさ……。
いやまあ大筋は追えていると思うよ。でも百合が何を考えているのか、どういう考えが軸で行動するキャラクターなのかを理解するまでにかなり時間を要してしまった。
綾瀬はるかは結構好きな方なので、彼女の衣装、アクション、肉体美は堪能したけど。話は理解できたが、好きな物語かと言われると、よく分からないというか、どうかなー?な映画だったかな…。若手男性陣が軒並み苦手なタイプだったのもちょっとね…女性陣やベテラン勢が癒しだったわ…(佐藤二朗の演じた不気味すぎるキャラは除く)。
エンドロールで、原作が小説と気付く。この手の話は絶対活字の方が楽しめる気がするな、私の場合。公式サイトによると原作は長浦京さんのハードボイルド小説らしい。読んだことない作家さんだな、探してみようかしら?
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百合の衣装はどれも綺麗だったなぁ。しかし冒頭、首の後ろに飛び出しているのはタグだろうか、自作じゃなければタグは付くか、店が仕立てたものならむしろ積極的に付けるか、でも後ろに飛び出すように付けるか?とか、どうでもいいことを考えてしまう。
綾瀬さんと長谷川さん、銃……八重の桜がよぎるわたくし。
両手拳銃姿に、私は四十肩だし絶対無理だなとか考えてしまう。(羊たちの沈黙ラストシーンを見て、拳銃は片手では狙いが定まらないし腕を傷めるのでは、という友人の言葉も思い出した。男性陣はまだしもね、いや百合はプロなんだが、すごいな。)
……夏休み、結局ほとんど毎日徹夜に近い感じで小説読みふけってしまったので、私の体力が落ちまくっている状態で見た、というのもあるのかもね、あんまり集中できてなかった。なのでまあ、半分くらいは私の落ち度であろう。それでももう一回見るかと聞かれたら、遠慮しておこう…。