本日はちょっと語りにくいネタを選んでしまいました苦笑
ダブルスのパートナーについてです。
私は、試合に出始めたのが大体3年前くらいからでして
そのころはダブルスのパートナーってどんな方が良いのかよくわからず
スクールで一番仲の良かった友達を誘ってペアを組みました。
ただ、当初からうすうすと感じてはいたのですが、私の方にヤル気があり過ぎて
個別にコートを取って練習相手を探してきたり
馴染みのコーチに頼んで個別練習してもらったり
時にはプロのコーチを招聘してどうしたら自分たちがよくなるか教えてもらったり
自分がテニスオフに参加していろんなタイプのダブルスプレイヤーと対戦し
自分たちのペアにはどんなスタイルが合っているか?をあれこれ考えました。
・・・結果、徐々にペアの友達が仕事の忙しさを理由に試合から遠ざかり
去年ペアを解消することになりました。
明らかに、私一人がヤル気があり過ぎました。
私は、テニスのことばかり見ていて、肝心の相手の気持ちを見ることができませんでした。
カウンセラー勉強中の身として、もう少し心理的に踏み込んで書くと
「自分が試合に出たい」という願望を相手に投影していて
相手から出る、自分の願望とは違うサインを見落としていました。
その「サイン」とは、仕事の忙しさを理由に試合から遠ざかることでも分かりますが
もう一つはっきりとしたものがありました。
それは彼女と一緒に飲んでいる時に行ったこの一言です
「テニスに対してもやもやした気持ちがある」
この言葉を聞いたときに、私はこう返事しました↓
「今のスクールの環境がユルすぎるんじゃないですか?」
「試合とかテニスオフとかに出て見ると、また新しい世界が開けますよ」
・・・当時の自分に言ってやりたいです。
「それはアンタであって彼女じゃないよ」
彼女の本心は今考えると逆でして、こうだったと思います↓
「試合に出なきゃと思うと純粋にテニスを楽しめない・・・」
「試合のためにテニスすることに縛られたくない・・・」
「思います」と書いたのは、本人に直接聞いた訳ではなく
解消してから半年以上経った後に飲んだ時に
試合に縛られずに練習できることの楽しさや
同じクラスのとてもテニスが上手だけど試合に出ない人のことを
彼女がとても嬉しそうに語っていたのを見て
「ああ、彼女は試合に縛られるのが嫌だったんだな・・・」と
私が察した(気づいた)からです。
この件を通じて私自身が初めて気づいたのですが
人は大事な相手に対してでも、本心を語るとは限りません。
特にその「本心」が相手の願望と違うと分かっている時は
より本心を語りたく無くなります。
場合によっては、自分の本心を無意識のうちに気づかないようにして、意識の外に追いやります。
彼女が本件を通じて感じていたのはこんな感情↓だと思われます。
「試合が大好きでヤル気満々の相手には気が引ける・・・」
「自分は試合に出たくない。そこまで試合に縛られたくない」
その本心をしっかり感じることすら、無意識のうちに自分自身に禁じてしまっていたのです。
だから「テニスに対してもやもやした気持ち」を感じていたのです。
はっきり感じることが私の意図に沿わないと分かっているから
「もやもや」という感情になる。
そう気づいた時に
私は、ここまで仲のいい友達に気を遣わせていたんだな・・・と思いました。
それは、友達から私への(広い意味での)愛情がなせる技ですので
悪いことではなかったと思います。
でも、今後に向けて勉強になったのは
愛情からはっきり物事を言わない、場合によっては意識することすら禁じる人がいると
自分自身の経験からはっきりと理解したことです。
この秋には、別の方とペアを組んで試合に出る予定でいますが
今度はペアの方の気持ちを、言葉に出ないものも含めて
もっと感じられるようになりたいです。
それが、充実したパートナーシップや
付随して、試合で良い結果を出すことにも繋がっていくと思っています。
そして以前組んでくれた私の友達に、今度会ったらこう伝えようと思っています。
「私と組んでくれて、ありがとう」
最後までお読みいただきありがとうございました。
明日も素敵な1日を。