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明日また陽が昇るなら −カウンセラーもり あずさ(もるも)のブログ−

ご相談に回答 -人の機嫌や言動に振り回されたくない- 【ココロノマルシェ】

こんにちは。
アナタに明日への希望をお届けする「情熱の女」カウンセラー もり あずさ(もるも)です。


本日は、オンラインカウンセリングサイト「ココロノマルシェ」のご相談に回答いたします。


職場で人の機嫌や言動に振り回されやすい、振り回されないようになりたいとお悩みの のんたむ さんからです。


★ご相談文★
タイトル:自分軸を持てるようになりたい

職場で人の機嫌や言動に振り回されやすい傾向があります。
上司から『こういうやり方でやって』とか『そのやり方はやめて』などと言われるとその通りやらないとグチグチ言われたりもするし、嫌われて攻撃されるんじゃないかという恐れがあり、つい相手の機嫌を損ねないように相手に合わせる自分がでてきます。

実際にあきらかに無理な指摘をされた時に、その通りに私が動かなかったことで関係が悪くなり、私に叱責してくるようになったり、周りの人も巻き込んで私を攻撃してくるようになったこともありました。その悲しい経験がネックになっているかもしれません。

『人の言う通りにしないと攻撃されたり嫌われて孤独になり居場所がなくなってしまうかもしれない』
という恐れを軽くしていき、人の機嫌や言動に振り回されにくくなるにはどうしたらいいでしょうか。
よろしくお願いします。
(ご相談文は以上です)






■■ご回答■■
こんにちは。
この度は勇気を持ってご相談をお寄せくださり、ありがとうございます。


上司からグチグチ言われたり、無理な指摘をされた際にその通り動かないと叱責されたり、


周りの人を巻き込んでのんたむさんを攻撃するようになったこともあられたのですね。


とてもお辛いご経験をされてきましたね。


そして、のんたむさんは今


「人の言う通りにしないと攻撃されたり嫌われて孤独になり、居場所がなくなってしまうかもしれない」


そう不安に感じていらっしゃるのですね。


今、本当にしんどい思いをされているのだろうと思います。


まず真っ先にお伝えしたいのは、今のんたむさんご自身に起こっていることを考えれば


不安や孤独感をお感じになるのは自然であり


恐れを感じたり、辛い思いをしているご自身を責めたり、変えたりする必要は全くないということです。


誰しも「辛い思いはしたくない」と思っています。


それは人として自然な気持ちです。


しかし、辛いがゆえにどうしても早く抜け出したくなってしまい


「私がもっとしっかりした心を持てば、こんな不安を感じなくなるのではないか」


「周りにはもっと強い人もいる。あの人のように自分もならなければ」


・・・そんな風に考えがちです。


しかし、人間には楽しい・嬉しい・幸せというポジティブな感情がある一方で


辛い・悲しい・不安だ・寂しい・苦しい


こうした負の感情も必ず存在します。


負の感情を否定して、無理してポジティブな感情だけを感じようとすると


置き去りにされた負の感情が「置いてけぼりにしないでー!」と叫ぶ子どものように


どんどんのんたむさんのことを追いかけてきます。


そして、いつまでものんたむさんの心に残り続けます。


ですので、どうかご自分の感じている気持ちに否定やダメ出しをしたりせず


「私は不安なんだ・・・」
「私は辛いんだ・・・」
「私は苦しいんだ・・・」


そうじっくりと感じていただきたいと思います。


そうやって、負の感情を正面から感じてあげるだけで


苦しい気持ちは幾分か和らいで、少し楽になります。


もしお気持ちが向かれましたら、ノートにお気持ちを書き出したり


カウンセリングセッションを通じて安全な環境でお気持ちをカウンセラーに伝えていただいたり


そうしたことをするだけでも感情の解放には繋がりますので


ぜひ試していただけますと幸いです。


そして、ご自分のお気持ちをありのまま感じていただいた後に、一つ試していただきたいことがあります。


それはご自分の気持ちを、ありのまま上司や職場の人たちに伝えてみるということです。


「そのやり方は、私にとっては明らかに無理なのですが・・・」


「今のご指示は、私には少し厳しく感じられるのですが・・・」


「周りの方を巻き込んで、私が攻撃されているようで悲しいのですが・・・」


・・・いかがでしょうか?


もちろん、そのままいきなり伝えるのは難しいとは思います。


そもそもそんな気持ちをありのまま相手に伝えられるような、いわゆる「心理的安全性」が無い環境だから


ご自身はお悩みでいらっしゃるのですよね?


ではまず、上記の文章を読んでみて、どんな気持ちがするでしょうか?


もし、「その通り。なんで上司はこの気持ちを察してくれないんだろう・・・」とお思いなのであれば


まずは、「ご自身の気持ちとして」この文章に書き加えをしてみましょう。


「私は上司に『そのやり方は私には無理』と思っていると分かって欲しいんだ」


「私は上司に『その指示は私にとって厳しい』と思っていると分かって欲しいんだ」


「私は上司に『周りの人を巻き込んで私を攻撃するのは止めて欲しい』と思っていると分かって欲しいんだ」


・・・いかがでしょうか?


先ほどよりは少しハードルが下がりましたでしょうか?


こう書いてみると、既にお気づきになられたかも知れませんが


ご自身が感じている感情は、ご自身の大切な・唯一無二の感情です。


それは、誰にも侵害されるべき・させるべきではありません。


・・・そして、のんたむさんと同じように、上司や職場の人々にも


彼ら彼女らご自身の、唯一無二で大切な感情があります。


別の言葉で言うと「相手は相手、自分は自分」なのです。


自分と相手には、それぞれ大切で唯一無二の感情がある。


これを腹の底から実感できているのが「自分軸を持つ」「相手と自分を切り分けられている」状態です。


そして、誰もが「自分自身の唯一無二の感情」を大切にするため


それらを侵害してくる(ように感じられる)相手に対しては


「私の感情を侵害しないで欲しい。大切に扱って欲しい」と自己主張するのです。


この主張の仕方も人によってまちまちですので


相手が自分が知っているやり方と違う方法で伝えてくると


うまく理解できたり、受け取れなかったりします。


ご相談文から推察するに、のんたむさんは相手の気持ちを思いやり、ご自身の気持ちを抑えて我慢するお優しい方なのだと思います。


しかし、(おそらく)上司や職場の方々はもしかしたら


「とにかく私の気持ちをまずは相手に伝えたい!」


・・・そうしたスタイルで他者に思ったままを伝える人たちなのかも知れません。


そして、人はどうしても相手も自分と同じように考えているだろうと思ってしまう生き物ですので


「のんたむさんは(自分と違って)何も言わないから、きっと特に不満を感じていないのだろう」


そう(勝手に)思い込んでいる可能性もあります。


ご自身から見れば、全く勝手で思いやりのない、ひどい思い込みなのですが・・・


分かっていない人には、なんらかの手段を使って気づかせてあげないと


ずっとご自分の気持ちが相手に伝わらないままになってしまいます。


もちろん、伝えないままでいても問題はないと思います。


ただ、もし伝えないのであれば


のんたむさんがご自分のどんな気持ちを大事にされた上で「伝えない」選択をされるのか


その点をじっくり考え、腹落ちされることをおすすめいたします。


・まずは、何よりも唯一無二のご自分の感情を大切にする
・次に、相手も自分と同じように相手自身の気持ちを大切にしていると理解する


このことをぜひ心に留めていただければと思います。


のんたむさんが心安らかに職場でご活躍されることをお祈りしております。


ご参考になりましたら幸いです。
■■■■
(以上です)


最後までお読みいただきありがとうございました。
素敵な日曜日を。


****
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