こんにちは。
「情熱の女」カウンセラー もるもです。
東京にもやっと秋の雰囲気が出てきましたね。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
さて、本日はかなり久しぶりにB'z歌詞分析記事をお届けします。
先日の記事でも軽く触れた新曲「イルミネーション」についてです。
その記事でも内容には軽く触れましたが、その後全編ダウンロードが始まり歌詞カードが公開されましたので
これを機に歌詞分析をしたいと思います。
この曲はNHK朝の連続テレビ小説「おむすび」の主題歌になっており
月曜日から金曜日までドラマの冒頭、あるいは開始数分後に流れています。
「朝のドラマで流れるのに、B'zのハードロックは合うのだろうか・・・」
「重すぎやしないだろうか・・・」
最初は少し不安も感じておりました。
しかし、さすがは松本さん。
B'zのシングル史上ほぼ最高にポップな曲調に仕上がっていまして
B'zの特徴であるリズム隊のズシッと響く重低音や
松本さんのウィンウィン唸るギターのリフなどは
ほぼ完全に封印されています。
それでもなお、曲始まりのイントロをなぞっているだけのギター音を聴いた瞬間に
「これは間違いなくB'zの曲ですね」
・・・と、分かってしまうのはなぜなのでしょう・・・。
前置きが長すぎましたが、歌詞の分析に入ります。
”君の1番好きな 歌を聴きながら進もう”
冒頭の一文から、かなりの情報が推察できる内容です。
・おそらく二人は車に乗っている。
・主人公は「君」の1番好きな曲がなんであるかを知っている
(おそらく恋人か、付き合う直前の友達以上恋人未満か・・・、深読みすると親子もあり得ますね)
・今は「君」の1番好きな歌をかけてドライブしたいような状況、つまりは二人の関係性がテンション高く盛り上がっている状態
ポップな曲調であることを考えると、おそらく不倫や道ならぬ恋などの難しい事情はなく
普通に恋愛が盛り上がり始めている状況なのだと思われます。
最初の一文から読み手にいろんなことを想像させる、稲葉さんの歌詞力の高さが垣間見えます。
”暮れ残る空の下 浮かぶ山並み”
・・・恥ずかしながら私、「暮れ残る」ってどう言う意味かよく知らなかったのですが
”日が沈んだ後にしばらく明るさが残っている状態”を指すそうです。
なので、この時間帯は夕暮れが終わり夜が始まる時間帯であることが分かります。
そして山並みが浮かんでいることからも
都会ではなく、郊外の道あるいは田舎道を走っていることが分かります。
夜が始まる時間帯に郊外や田舎道を走っている時点で
この二人はたぶん、付き合って日が浅いか、あるいは付き合う直前か
何かしらドキドキする体験を共有したい関係性であることが推察できます。
”曲がりくねった道をハモり 進む君と僕のハイビーム”
「曲がりくねった道」ということは、おそらく丘か山を登っているのでしょうね。
そして、夜の始まりの時間帯に車で丘や山を登っているのは
おそらく、夜景が綺麗な展望台のような場所に向かっていると思われます。
「ハイビーム」という言葉からも、遠くを照らす必要があるような
見通しの悪い場所を走行していることが推察できます。
しかし一点分からないのは「『君と僕の』ハイビーム」というフレーズ。
おそらく車を運転しているのは「僕」だと思われますので
(冒頭の「君の一番好きな曲を聴きながら進もう」からも、車載器あるいはスマホのプレイリストから好きな曲を選んでいるのは「僕」であると読み取れます)
ハイビームを照らしているのは「僕」だけだと思うのですが、
「君と僕のハイビーム」 となっているのは
「もしかしてこの二人、車じゃなくてお互いバイクに一人ずつ乗って、お互いのバイクからハイビームを出し合ってるの?」
「・・・でも、それだと曲を掛けたりハモったりしたら外に聞こえてしまって迷惑だよね??」
・・・などど、色々邪推してしまいました。
まぁおそらく「君と僕の」となっていることに深い意味はなく
曲調に合わせて言葉を当て込んでいるか
一緒にドライブしていることを強調したいがための言葉選びだと思われます。
・・・歌詞分析に戻りますと、この後にサビが来ます。
”ホントにあるよねウソじゃないよね 夢で見たイルミネーション”
ここで、サビ前までと歌詞の世界観が変わります。
「・・・え、この二人イルミネーションがあるかどうか分からないのに、調べもせずに坂道を登っているの??」
一見ツッコミを入れたくなるような歌詞ですが、
おそらく「イルミネーション」自体が何かの比喩だと思われます。
ここでの「イルミネーション」は雑誌やWebで紹介されているような綺麗な夜景の意味ではなく
二人の関係性の輝き
各々の心の輝き
そう言ったものの例えであるように見えます。
その根拠は「夢で見たイルミネーション」という歌詞からも読み取れます。
雑誌かWebで情報として見たイルミネーションであれば
わざわざ「夢で見たイルミネーション」とは言わないですよね。
夢でしか見たことがないイルミネーション
”ホントにあるよね、嘘じゃないよね?”と心配になりながら見に行くイルミネーション
それは実際の「電飾」や「景色」では無く
二人の輝かしい関係性や、二人でしかできない新しい発見
それらを象徴して「イルミネーション」という言葉を選んでいると考えるのが自然かと思います。
後ろの歌詞を読むと、ますますそう考えるようになります。
・・・かなり長くなったので、本日は一旦ここまでにして、続きは後日の記事で書かせていただきます。
1番の歌詞だけでも様々なイマジネーションが広がる内容で、分析しているとテンションが上がります^^
最後までお読みいただきありがとうございました。
明日からも素敵な1週間を。
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