色々なところへ遊びに行かれる方も多いのではないでしょうか。
ここ最近、人が多く集まる駅や空港、公共施設や民間企業内でもごく当たり前に見るように
なったAED。みなさんもどこかで目にしたことがあるかと思います。
※AED(自動体外式除細動器)とは、心臓がけいれんし血液を流すポンプ
機能を失った状態(心室細動)になった心臓に対して、電気ショックを与え、
正常なリズムに戻すための医療機器。
2004年7月より医療従事者ではない一般市民でも使用できるようになった。
最近は一般市民がAEDを使用して救命したニュースなんかも時々耳
にしますね。操作方法は音声ガイドしてくれるため、簡単に使用することが
できます。
ただ、まだよく分からないといった方や、誤解されている方も多いようです。
サンマリンのお客様のブログに、私がお伝えしたい事がばっちり
書かれていたので、ご本人様の了解を得て、引用させていただきます。
ほぼ毎日更新されているブログ。面白いので是非行ってみてください。
↓「晴れたら、エエなあ」
http://blog.goo.ne.jp/55greatbull/
~以下引用~
心臓が止まるときは、大別すると
1 電気信号も無く(心電図が振れない)、脈もない状態
2 心室細動(痙攣しているような)の状態(窒息では細動は起こらない)
3 電気信号は出ているが(心電図は振れる)、脈が無い状態(非常に稀)
があり、AEDが働くのは、「2」の状態のみ。1や3の状態では、AEDは働かな
い。2の状態もやがて1に向かう。細動が起きている状態のうちにAEDを付け
ることが出来れば、効果的であるが、1になったら意味無し。
従って、救命救急・心肺蘇生の基本は「人工呼吸&胸部圧迫」である!
ちゃんと人工呼吸、心臓マッサージが出来ることが重要!
~以上引用終わり~
AEDって、止まっている心臓を再び動かす魔法の機械、みたいな
伝え方をされることがよくありますが、それは誤りです。
あくまで心室細動が起きている時にのみ有効、というわけです。
上記にもあるように、海やプールで溺れて水を飲んだりして、窒息した
場合には細動は起こらずAEDは有効ではありません。またわずかな時間内
に対応しなければなかない事も非常に重要になってきます。
当然、どのような状況下でもまずAEDを装着することは価値のあることで
あります。
しかし、機械が解析し、細動以外では電源が入らないようになってい
るので、結果AEDが働かないケースも多く出てくるだろうという
認識も持っていただきたいわけです。
そのときに、やはり心臓マッサージ(CPR)が重要となるわけです。
このことが最近のAEDの急激な普及により軽視されている面があります。
だからといってAEDの有益性を否定しているわけではありません。
いえ、むしろ自宅や店舗にも1台欲しいくらいです。
ダイビング環境においては、有効に活用できるかどうかと
言われるとまだまだ疑問はありますが。
また当店でもレスキューコースの一部として、
エマージェンシーファーストレスポンス(EFR)コースを
開催しております。これはレスキューダイバーだけでなく、初心者ダイバー
は勿論、ダイバーでない方も受講する事が出来ます。
実際に人形を使ってCPRの練習やAEDの使い方を学ぶこの
コースは必ず有益なものとなるでしょう。
●EFR紹介
このコースは生命にかかわる緊急時のための緊急ケアをカバーするも
のです。知識開発とスキル開発、現実的なシナリオ練習を通して万が一の際に
「まず何をすればよいか?」を身につけ、躊躇することなく手がさしのべられ
るように学習します。
参加者が学ぶ主なスキルは:
● 現場の評価
● バリアの使用
● 一次評価
● CPR(心肺蘇生法)
● 気道閉塞で意識がある/ない成人への対応
● ひどい出血の管理
● ショックの管理
● 背骨の傷害の管理
● AED(自動体外式除細動器)の使用方法のオリエンテーション
● 緊急時における酸素の使用方法のオリエンテーション等。
是非お問い合わせ下さい。
と最後は営業で締めくくってみました。
GWを楽しんで下さいね。
詳しいお問い合わせはこちらへ↓
・・・・・・・・・・
ダイビングスクール
サンマリンショップ姫路のホームページ
http://www2.plala.or.jp/sunmarine/
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