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ダイビングにおける船酔いについて

ダイビングの悩みでよく聞くのが船酔いについて。
いやむしろほとんどのダイバーさんが経験あるのではないでしょうか?

先日の奄美大島ツアーでは、前日にメンバー皆さんと
色々船酔い対策のお話をして、各人が万全の対策で臨んだので、
当日は一人の船酔いも無く、快適に楽しむ事が出来ました。

まず、カミングアウトしますと、私は子供の頃からバス旅行では
必ず一番前の名誉ある座席に座らされ、ナイロン袋が一番のお友達
だった男であります(;´д`)

いや、バス旅行だけでなく、普通の乗用車で、家族旅行とかにいくとき
なんかも、私にとっては、ちょっとした命がけ旅行にバージョンアップしま
す。

もう1時間も車に乗れば、降ろしてくれ~と、
犬と一緒にクンクン泣いていました。

そんな男ですから、船に乗れば、それはもうひとたまりもないわけです。

乗っては吐き~、乗っては吐き~。
ボートダイビング=苦しいもの。
というイメージが脳にしっかりとこびりつきました。

それはもう藁をも掴む気持ちで使ってみたのが、
手首の内側の手首から3cmぐらいの所にある、
内関(ないかん)というツボを刺激するつぼ押しベルト。
酔い人さんならきっとご存知ですしょう(笑)

これは神様が与えてくれたプレゼントだ!と思って意気揚々と
使ったのですが・・・・

そんなもん、「ちょっと弱い」程度の人には効くんだろうけど、
地道に乗り物酔いのキャリアを重ねてきた俺様には通用する
もんかっ!

つぼ押しベルトを巻いた状態で吐く、この切なさといったら、
日曜日の夕方、サザエさんを見ている時に迎える、あの
物悲しくブルーな気持ちに似ていますよ(;´д`)

数回使って、「ちょっと弱い」程度の人に譲りました。
それはもう、絶大な効果があったとかで、さらに切なさが募った
思い出があります。

ふつーは、こんな人がダイビングインストラクターにはならない
ですよね。

恐らく15年前に
「全日本・船酔い選手権大会!ダイビングインストラクター部門」
というのがあれば、ぶっちぎりで全国1位になっていた自信があります。
いや世界一になっていたかもしれないくらいの勢いです。

そんな私が今では大丈夫になりました!(絶対ではないですが・・)
いやはや、おかげでこまごまとしたノウハウを得る事ができました
し、船酔いするダイバーの気持ちがどのインストラクターよりも
理解出来ると思います。

所で、よく船酔い防止法として、船にあまり酔わない人が言うこととして、
「気分的なもんやから、酔わないと思えばええねん♪」という無責任発言。

もうね、絶対思えませんよね!
あの苦しみは、酔い人しか分からんのです。
この時点で船酔いする暗示をかけていたりするのですが。

あと、「前日は睡眠不足にならないように♪」

寝られへんねん!特にダイビング前日はワクワクして興奮するねん!

「遠くをみてたらええねん♪」

いや、むしろずっと遠くしか見てへんねん!ボート内を歩くときも下見んと、
遠くみて歩いて、ひざとかアザだらけになってるねん。


まあ他にもたくさん言われますが、何一つとして大きな効果が感じられない
気がしますよね、船酔いダイバーさん。
で、気分悪いときに「大丈夫?」とか頻繁に話しかけられたり、ずっと近くに
いられたらイヤですよね~。
そういうとき、完全無視か、別世界においやって欲しいですよね~。
分かります、分かります。

まあ船に酔いにくいノウハウ的な話は、また現場でお話するとして、
ここでひとつだけ秘策を公開しちゃいます!

数年前に生み出した技なのですが・・・
まず、ビールのあてによく売っている、「するめ」を買う。
おっさんが、フェリーとか新幹線とかでビール飲むときに
一緒に必ず食べる、アレです。

やわらかめの裂きイカみたいなのがベスト。
それを船に乗っている間、ゆっくり超時間をかけて噛みながら
少量食べる。
のどが渇くのでビール、ではなくミネラルウォーターで
水分補給をする。で、また時間を置いて少量食べる・・・飲む
・・・延々スパイラル。

そうすると、あれ不思議!船酔いしません。
水分補給効果もあります。塩分の取りすぎについては、人によって
注意が必要ですが、汗を大量にかく所での塩分補給も必要なもの。

これを昔、常夏のリゾート、サイパンツアーでもやったし、
今回の奄美でもやってやった!
サイパンや奄美で「するめ」ですよ。
ザ日本海・香住でフランス料理、くらい不釣合いな組み合わせ。

ゲストや現地スタッフには受けるし、酔わないし、良い事尽くめ。


・・・そうそう、万一「船酔い ダイバー」とかの検索でここに来た
ダイバーさんは、まねしないで下さいね。
他にも、実は色々なノウハウが組み合わさってこそ効果が出
るものなので(笑)
※本当に悩んでいる方はメール下さい。真面目にお答
えします(^^ゞ

話は変わりますが、酔い止め薬を服用する件。
基本ダイビングでは、薬の服用は禁止です。ご存知のように、すべての
薬は水圧による影響を考慮されていないですし、他にも潜水病等の
リスクが格段にアップします。
サンマリンとしても、安易な考えで、酔い止め薬は使って欲しくは
ありません。

しかし、毎回激しく吐いてしまったり、ダイビングに支障を来たすほ
ど気分が悪くなってしまうようであれば、スタッフと相談した上で、うまく薬
を活用した方が安全面でも良い、と考えています。

勿論、その他の対策を充分施し、中止する事も選択肢の一つにして
、薬の副作用やリスクも考えて、深度や潜水時間等、慎重な潜水計画
をした上での話です。

また、酔い止め薬なら何でも良いのかと言われると、
そうではありません。
具体的な薬品名はここでは控えます(直接聞いて下さい)

ダイビングに詳しい医師にも相談して情報をまとめると、
市販されている酔い止め薬を地上で試してみて、全く眠気や違和感が
出ないのであれば最小限で使用する。
また直前に飲むのではなく、効果が安定し、副作用も
少なくなるような時間配分(前夜等)を考え、早めに服用するのが
良さそうです。

でも、できれば 医者が処方する「めまい止め」「吐き気止め」の
お薬の方が圧倒的にリスクが少ないそうです。
具体的には吐き気止めがナウゼリンなど、めまい止めがメリスロン
またはセファドール。
このようなお薬をダイビングに詳しい主治医に処方してもらえ
ればベターですね。

繰り返します。

スキューバダイビングでは、「薬を使用してはいけない」という
ことが大原則です。

少なくとも安易に薬を服用する事は絶対に止めてください。

サンマリンのお客様は、必ずスタッフにご相談下さい。

サンマリンのお客様でない方は、担当の信頼おけるスタッフに
必ず相談して下さい。

ボートダイビングはダイビングの楽しみを広げてくれるのに
欠かせないもの。
うまく船酔いと付き合いながら、少しずつ克服したいですね。

ちなみに私達がボートダイブ講習やファンダイブで楽しんでいる
日本海では、船に弱い方でも安心な所です。
ポイントまで近いし、私達だけのグループで出航することが
ほとんどなので、波のない所を選べます。

船酔い全国1位の実績を持つインストラクターと
ご一緒しませんか?(笑)

・・・・・・
【スキューバダイビング・スノーケリングの事なら】
兵庫県姫路市のダイビングスクール
サンマリンショップのホームページ

http://www2.plala.or.jp/sunmarine/


お問い合わせはお気軽にメールでどうぞ。
サンマリンしんへの直通メールは

sun-m@maroon.plala.or.jp
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