ダイビングショップ店長ブログ.サンマリンショップ.tel.079-293-1506.NDS正規販売店

レギュレータ呼吸の基本はスノーケル呼吸



こんにちは。
サンマリン楢崎です。

ダイバーのみなさまの大きな関心事として、エアーの消費量に関することが
あるかと思います。

意外かもしれませんが、水泳を本格的にやってきた方ほど、
最初の間、エアー消費の早い方が多いです。
これは水泳独特の、浅くて早い呼吸法が、身体にしみついているからなのです。

ダイビングではまったく逆で、深い呼吸をすることにより、体内の換気をよくして、
呼吸の回数を少なくする、というのがエアー消費を長くする一つのコツなのです。

でも、そのような深い呼吸をする、というのは意外に難しいものです。

そんな時は、まずスノーケルでの呼吸をマスターするのがおすすめです。

スノーケルは、完全に自発的に呼吸しなければなりませんし、
パイプの長さが30cm以上あるので、しっかりと息を吐き切らなければ、新鮮な
空気を吸うことができません。

「スノーケルでの呼吸は、しんどくて苦しいから嫌い!」という方は、レギュレータも効果的に
深い呼吸できていない可能性があります。

スノーケルの場合、短時間や水面を浮いているだけなら、どんな呼吸でも特に
問題はないのですが、
長距離や長時間、また負荷のかかる場合には、効果的な呼吸法ができているか
どうかで疲労度や呼吸の苦しさが大きく変わってきます。

深い呼吸の根本的なコツは「肺の空気をすべて吐き切る」ことです。
ゆっくり吐くのが難しかったら、一気にたくさん吐いても構いません。
それからさらにゆっくり吐くようにしてみてください。
吸うのはその反動に任せておけばOKです。

スノーケルで、深い呼吸を意識しながら水面を一定のリズムで長距離泳ぐ、
というのは、良いスクーバ呼吸を作るために、最も効果的な練習法です。

当店では、ある程度慣れてきたダイバーさんには、ファンダイブでも
スクーバ全装備を背負ってのスノーケル水面移動をよくやります。
ホームグラウンドの日本海・香住では、200~300mほど水面移動することは
普通で、ゲストさんは当たり前のようにこなされていますが、ココだけの話、
そんなポイントは世界中探してもほとんどありません(笑)

しかし、この水面スノーケル移動が、知らず知らずの内に、
非常に役立っているのです。

ただ、全装備での水面移動は、リスクも大きいです。
スノーケルに水が入れば、水を飲み、溺れに直結します。
実際に水面移動時のトラブル例もよく聞きます。

BCによる浮力確保をしっかりして、視線を前に保ち、それでも不安な場合
は右手にレギュレータを持ちながら泳いで下さい。

そして必ず、信頼できるダイブマスターやインストラクターの下で行って下さい。
水面移動中は、注意して見てくれているので、水を飲んだとしても、
すぐにフォローしてくれますよ。

ぜひ、スノーケルも積極的に活用して、良いレギュレータ呼吸を身につけて
下さいね。

さて、深い呼吸がいいのは分かっているけど、
それでは究極の中性浮力やホバリングができないのでは?
と思われている中級ダイバーさん、それは大きな誤解です。
上級者さんは、ゆっくりしたふか~い呼吸で見事にホバリングしていますよ。
それについては、またいつか(^^)/


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