偽史倭人伝 ~ Carnea Historia

march madness の次が April Foolなんて小粋ぢゃないか。

22.2chの不感症(NHK技術研究所見物記 其之参)

2008年05月28日 00時30分43秒 | ◎ツッコミ思案neo
 ハイビジョンより解像度の高いスーパーハイビジョンで見るようなコンテンツには5.1chよりもはるかにスピーカーの多い22.2chという音がくっつくらしい。

 その開発のための評価基準として「感動語」なるものを提案するんだとか。

 たしかに評価のための的確な“選択肢”を作るということは大切なことで、これはAV分野だけでなく、世論調査などの統計に携わるような人たちにも是非見習って欲しい姿勢ではある。

 ただ巨大企業が“提案”という言葉を使う場合、その実体は往々にして“押しつけ”である場合が多い。実際、展示パネルに並べられたに「感動語」とやらも従来型とどう違うのか、なんかいまいちピンとこない。

 基本的に自分たちはいいものを作ってるに決まってるという前提なのだから仕方ないか。

 本当なら原点に立ち戻って方向性すら再考しなければならない「リセットボタン」も選択肢には埋め込んでおくべきだ。

 なんだか自信満々浅黒いの勘違いイケメン野郎が
「どう?よかった?どんな風によかった?何回イった?」
としつこく女の耳元で囁いている場面が浮かんできたよ…(苦笑)

 …っつーか、そもそも送り手(NHK)と受け手(被験者)で言葉の意味が一致していないこともあり得るなんてことも考慮しているだろうか?受け手がいつも正しく言葉を理解しているという誤解はないだろうか?

 例えば「臨場感」ということば。本来はその場にいるような感覚という意味だけど、かなり多くの人たちが「広がりのある音」と混同している。或いは当たらずとも遠からずと意に介さないかもしれない。
 
 でも「音」も「画」も自然というよりはどんどん派手になっている気がするというのは気のせいか?はたまたおいらのひがみか?

  そもそも“錯覚”と“気のせい”を混同しているような送り手(NHK)のほうが言葉の意味を正しく理解できているのだろうか?

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