なんとなく最近MLBにおける日本人の存在感が全体的に薄い気がする。
現地では割と存在感を示している福留の場合は日本での報道が薄い。
…というか松坂でさえひところと比べると薄いぞ。
“大本営発”さえなくなって、国内のプロ野球もあまり盛り上がらず…って北京五輪まで野球の盛り上がりはないのか?
聖火リレーのほうはあいかわらず盛り上がっているけどね(苦笑)
そんなわけでデビューを勝利で飾れたものの、2回目の登板では負けてしまったロサンゼルス・ドジャースの黒田博樹だけど、そんな黒田&その他野球人を鼓舞する意味もこめて黒田がデビューした日にロサンゼルス・タイムスにのったちょっと景気のいい内容の記事を紹介してみよう。
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Dodgers' Kuroda getting good reception from Martin
日本の投手はメジャーリーグのキャッチャーについていいハナシを聞いたことがなかった。だが黒田のパドレス戦でのデビューに向けてバッテリーは同じ言語で話しあっているようだ。
今夜デビューを控えた黒田博樹にはもはや、太平洋を越えてきたときにMLBに対して感じていた不安はない。
彼の安心の元は女房役のラッセル・マーティンだ。
「ボクはとてもいいキャッチャーに恵まれたと思います」と33歳の黒田は言う。「かれはとてもよく考えてリードしてくれる」
一般的に日本の選手はメジャーリーグのキャッチャーは技術的にも精神的にも大雑把で、味方ピッチャーの能力把握にも無頓着、敵の打者の意図を読むような努力もしないと考えているようだ。
そんなキャッチャーへの不安から、黒田は11月にドジャースのクローザー、斎藤隆と日本で会い話を聞いていた。これは12月になされた3年3500万ドルの契約にさきがけてのことで、その後も数回電話でマーティンについて斎藤に尋ねたのだった。
斎藤はがマーティンとうまくやっていることを伝えた上で、実は自分も同じような不安を抱えていたことを付け加えた。
「マーティンといっしょにプレイしはじめたらそんな不安は払拭されたんです」と斎藤は言う。「もうアメリカのキャッチャーはレベルが低いだなんて言いませんよ」
マーティンはそのことを伝え聞いて笑ってこう言った。
「だってボクはカナダ人だからね」
ドジャース監督のジョー・トーリはマーティンがオープン戦では出来る限り黒田の球を受けたいと春季キャンプの早々に直訴してきたことを明かした。
トーリは黒田の最後の6回の登板についてマーティンの願いを聞き入れた。
トーリは「黒田は最後の2回の登板が一番よかった」といった。どうすれば黒田が気持ちよく投げられるかマーティンが学んだ結果であるのだと。これは拡大解釈すれば黒田がマウンドに登る試合は展開が計算できる試合になるということでもある。
「ラッセルはそこらへんをうまくやってくれると思う。ラッセルは『おれのサイン通りなげろ』というその他大勢のキャッチャーとは違うのんだよ」とトーリは言う。
マーティンが最初のころ黒田がサインに全く首を振らないことに気づいた。日本ではキャッチャーの言うとおりに投げるものなのだ。
「自由に首を振ってくれ、でなきゃこっちも学べない」とマーチンは黒田に言った。黒田がそれにしたがうとマーティンは黒田がどういう状況でどうしたかったのがわかってきたのだという。
マーティン、黒田の二人ともが最後の1つ前のオープン戦登板である3月25日のカンザス・シティ戦がバッテリーとしてのターニングポイントだったと指摘する。
その試合自体は5回2/3、3失点と数字の上ではそうでもなかったが、ドジャース・スタジアム・デビューとなった最後のオープン戦となった次のレッドソックス戦は4イニング無失点、6奪三振をマークした。
黒田はマーテンのスライダーと左バッターに対する内角のツーシームの使い方を気に入っていた。それが黒田が考える攻めのパターンと一致するからだ。
「彼は適材適所でサインを出してくれるんです。ボクは引っ張ってもらっている」と黒田は言う「
黒田とマーティンのコミュニケーションがいくら密になろうとも、そこに言葉はないままなのだ。
黒田はこの春から通訳の二村健司氏の1日30分の英語のレッスンを受けているがいまだ会話するレベルにはほど遠い。二村氏の雇用は黒田の契約条件に含まれているが、彼はマーテインと黒田の試合前のミーティングの通訳も務めている。
黒田はキャンプインの段階ではマウンドで二村氏ぬきでマーティンと話をしなければならないということに不安を感じていた。しかしそれは杞憂に終わった。
というのも一つにはフロリダからアリゾナ行きの飛行機の中で黒田とマーティンは二村を交えて打ち合わせができたこと。
もうひとつ、マーチンは黒田に「低めに」とか「落ち着け」とか「やつは足が速いぞ」とか「たまにセットのタイミングをかえてみろ」とかピンチのときに必要な英語のフレーズをいくつか教えた。
このキャンプ中、マーティンが何回かマウンドにくるうちに黒田はやりとりの内容はメジャーも日本と大差ないということを悟ったのだった。
「ボクたちは野球語を話してるのさ」とマーチン「1-2-3-4-5(指を折って)だけ理解できたら、もう通じ合えたも同然、あとはごくごく簡単な野球用語だけでいいんだよ。だってボクらは歴史について語りあってるわけじゃないからね」
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以上
まぁ、日本人の感覚で見れば大したことは書いてないんだよね(笑)
でも桑田のハナシとか聞くとMLBではマーチンはかなりまともなキャッチャーといえるかもしれないね。
とりあえずはマーチマッドネスも終わったので、みんな現地紙のスポーツ欄のトップを飾れるように頑張ってくれ。
まぁ、おいら的にはレッドソックスが心配なんだけどね。
ちなみにフェンウェイパークでの本拠地開幕戦の翌日のトップは活躍勝利した松坂ではなく、年月を経てファンに暖かく向かい入れられたワールド・シリーズでの歴史的戦犯の贖罪的始球式で感動を呼んだビル・バックナー氏だった。
現地では割と存在感を示している福留の場合は日本での報道が薄い。
…というか松坂でさえひところと比べると薄いぞ。
“大本営発”さえなくなって、国内のプロ野球もあまり盛り上がらず…って北京五輪まで野球の盛り上がりはないのか?
聖火リレーのほうはあいかわらず盛り上がっているけどね(苦笑)
そんなわけでデビューを勝利で飾れたものの、2回目の登板では負けてしまったロサンゼルス・ドジャースの黒田博樹だけど、そんな黒田&その他野球人を鼓舞する意味もこめて黒田がデビューした日にロサンゼルス・タイムスにのったちょっと景気のいい内容の記事を紹介してみよう。
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Dodgers' Kuroda getting good reception from Martin
日本の投手はメジャーリーグのキャッチャーについていいハナシを聞いたことがなかった。だが黒田のパドレス戦でのデビューに向けてバッテリーは同じ言語で話しあっているようだ。
今夜デビューを控えた黒田博樹にはもはや、太平洋を越えてきたときにMLBに対して感じていた不安はない。
彼の安心の元は女房役のラッセル・マーティンだ。
「ボクはとてもいいキャッチャーに恵まれたと思います」と33歳の黒田は言う。「かれはとてもよく考えてリードしてくれる」
一般的に日本の選手はメジャーリーグのキャッチャーは技術的にも精神的にも大雑把で、味方ピッチャーの能力把握にも無頓着、敵の打者の意図を読むような努力もしないと考えているようだ。
そんなキャッチャーへの不安から、黒田は11月にドジャースのクローザー、斎藤隆と日本で会い話を聞いていた。これは12月になされた3年3500万ドルの契約にさきがけてのことで、その後も数回電話でマーティンについて斎藤に尋ねたのだった。
斎藤はがマーティンとうまくやっていることを伝えた上で、実は自分も同じような不安を抱えていたことを付け加えた。
「マーティンといっしょにプレイしはじめたらそんな不安は払拭されたんです」と斎藤は言う。「もうアメリカのキャッチャーはレベルが低いだなんて言いませんよ」
マーティンはそのことを伝え聞いて笑ってこう言った。
「だってボクはカナダ人だからね」
ドジャース監督のジョー・トーリはマーティンがオープン戦では出来る限り黒田の球を受けたいと春季キャンプの早々に直訴してきたことを明かした。
トーリは黒田の最後の6回の登板についてマーティンの願いを聞き入れた。
トーリは「黒田は最後の2回の登板が一番よかった」といった。どうすれば黒田が気持ちよく投げられるかマーティンが学んだ結果であるのだと。これは拡大解釈すれば黒田がマウンドに登る試合は展開が計算できる試合になるということでもある。
「ラッセルはそこらへんをうまくやってくれると思う。ラッセルは『おれのサイン通りなげろ』というその他大勢のキャッチャーとは違うのんだよ」とトーリは言う。
マーティンが最初のころ黒田がサインに全く首を振らないことに気づいた。日本ではキャッチャーの言うとおりに投げるものなのだ。
「自由に首を振ってくれ、でなきゃこっちも学べない」とマーチンは黒田に言った。黒田がそれにしたがうとマーティンは黒田がどういう状況でどうしたかったのがわかってきたのだという。
マーティン、黒田の二人ともが最後の1つ前のオープン戦登板である3月25日のカンザス・シティ戦がバッテリーとしてのターニングポイントだったと指摘する。
その試合自体は5回2/3、3失点と数字の上ではそうでもなかったが、ドジャース・スタジアム・デビューとなった最後のオープン戦となった次のレッドソックス戦は4イニング無失点、6奪三振をマークした。
黒田はマーテンのスライダーと左バッターに対する内角のツーシームの使い方を気に入っていた。それが黒田が考える攻めのパターンと一致するからだ。
「彼は適材適所でサインを出してくれるんです。ボクは引っ張ってもらっている」と黒田は言う「
黒田とマーティンのコミュニケーションがいくら密になろうとも、そこに言葉はないままなのだ。
黒田はこの春から通訳の二村健司氏の1日30分の英語のレッスンを受けているがいまだ会話するレベルにはほど遠い。二村氏の雇用は黒田の契約条件に含まれているが、彼はマーテインと黒田の試合前のミーティングの通訳も務めている。
黒田はキャンプインの段階ではマウンドで二村氏ぬきでマーティンと話をしなければならないということに不安を感じていた。しかしそれは杞憂に終わった。
というのも一つにはフロリダからアリゾナ行きの飛行機の中で黒田とマーティンは二村を交えて打ち合わせができたこと。
もうひとつ、マーチンは黒田に「低めに」とか「落ち着け」とか「やつは足が速いぞ」とか「たまにセットのタイミングをかえてみろ」とかピンチのときに必要な英語のフレーズをいくつか教えた。
このキャンプ中、マーティンが何回かマウンドにくるうちに黒田はやりとりの内容はメジャーも日本と大差ないということを悟ったのだった。
「ボクたちは野球語を話してるのさ」とマーチン「1-2-3-4-5(指を折って)だけ理解できたら、もう通じ合えたも同然、あとはごくごく簡単な野球用語だけでいいんだよ。だってボクらは歴史について語りあってるわけじゃないからね」
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以上
まぁ、日本人の感覚で見れば大したことは書いてないんだよね(笑)
でも桑田のハナシとか聞くとMLBではマーチンはかなりまともなキャッチャーといえるかもしれないね。
とりあえずはマーチマッドネスも終わったので、みんな現地紙のスポーツ欄のトップを飾れるように頑張ってくれ。
まぁ、おいら的にはレッドソックスが心配なんだけどね。
ちなみにフェンウェイパークでの本拠地開幕戦の翌日のトップは活躍勝利した松坂ではなく、年月を経てファンに暖かく向かい入れられたワールド・シリーズでの歴史的戦犯の贖罪的始球式で感動を呼んだビル・バックナー氏だった。
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