渡辺直美の説明責任

渡辺直美のこの強気な手のひら返しぶりは

どうしたことだろう？

イメージは光の速さで作られ
オッサンはわかりやすく悪者になる

テリー伊藤氏曰く
佐々木宏氏はアレンジャーであって
クリエイターではない
五輪というイベントは
真のクリエイターでなくては厳しい
だから
むしろクビになってほっとしてるのではないか？
だってさ。

2002年
ニューヨークへ、行こう。
全日空空輸

たしかにアレンジャーだ
というよりパクリスト？

佐々木氏はビッグネームをやたらと使うとも。
たしかに
BOSSのトミーリージョーンズに
トヨタのブルース・ウィリス
そもそもの「ドラえもん」…か。

つまり人のふんどしで相撲をとる人ってこと？

だから今回も
世界進出を視野に入れた渡辺直美の威光を借りようとしたのだろうか？
その構図を知っての

渡辺直美のこの強気の発言か？

でもさ
アレンジャーかもしれないけど
五輪はともかく
日本のギョーカイではとりあえず
存在感のある人なわけじゃん

よくタレントがカメラ目線で
「CMのオシゴトお待ちしてしてまーす」
とかいう対象の人なわけじゃん？

2011年
一乗谷は、
日本のポンペイか。
１万人が、ある日、消えたのです。
信長が、すべてを焼き払ったのです。
福井市

ずっと福井市のキャンペーンをてがけ
犬のお父さんの生地とでっちあげて
しまいにゃ大河ドラマ「麒麟がくる」ひっぱってきたんだから
クリエイトできなくってもやり手なコーディネーターだぜ
ま、電通なんてそれがメインっちゃメイン
創造なんて必須項目ではない
（NHKと電通もズブズブか？）

2011年
ぜんぶ入りの
観光地と、
イメージする
だけの場所。
どちらに行ってみたいですか？
福井市

どうやら「全部のせ」と「つめこみ」という
彼の基本コンセプトがコトバのはしばしに出ちゃってるようw

コピーライティングとしては「宣伝会議賞」なら予選落ちレベルだけど
実際にモノや人をひっぱって来てるんだから
五輪以外なら実績は充分だ

つまり、とりあえず

いまだ旬なギョーカイ人なわけだから
すでに謝罪＆辞任した状況で
「そもそも面白くない」って
すごい言われようだ。

ナオミのそんな言動を見て
権威に屈しない痛快さを感じてるとしたら
それはとんだ勘違いだ
…と思うよ。

この国の大多数の人はまだとりあえず
佐々木側の文化を生きているんだから。
（直美側にも文化があるかどうかはギモンだけど。）

そもそもつまらんっていうけど
渡辺直美が前にニッチェの江上さんとやっていた
ピッグ☆レディなんて佐々木案の８倍はクソだ。
背景セットに「DEBU」という文字が輝き
背中にも「デ」「ブ」という文字。ご丁寧にひづめポーズまで。

これが子供番組だってんだから

タチが悪い。
以前、よゐこ濱口が小学生向けの雑誌で
「こいつになら勝てそうな芸人ランキング」で
１位になったと、なぜか勲章のように紹介されてたけど、
それがこの国の民度ってことだ。

　だからほんとうのところ
森氏や佐々木氏を真正面から批判できるやつなんぞ
この国ではほんの超少数精鋭ってことになってしまう。

いや、その精鋭メンバーとて
世直しをしようと思ったら
グラデーションのようにひろがる
グレーゾーンのホンヤク（ローカライズ）作業からはじめねばならないだろう。

　最近なにかとジェンダー問題ばかりに話が偏りがちだけど、

「はげ」「でぶ」「不細工」差別問題は放置されたままだ。

いや、今回のも「デブ差別問題」だろ。

　EXITの兼近は芸人をサーカス団に喩え、
ナイフを投げても傷つけない技術を持っているとか
空中ブランコでいうと、片方が掴んであげるから成立するとか
もっともらしいことを言ってるけど、これって
出川哲郎氏の
「いじめ」に見えても信頼関係があるから
「いじり」なんだという主張といっしょだ。

　プロレスならキケンだからマネしないでね
は成立するけど、ブスいじりハゲいじりは、
「双方プロフェッショナルなのです」と説明されても
納得できるわけがない。

同じ属性をもつ一般人が一定数傷ついてるし、
「いじり」と称した「いじめ」のタネ、もしくは「いじめ」そのものの原因にもなってる。
実際、いじめの現場で「いじり」だという言い訳は使われてるらしい。

　「ヅラ許さないゼッタイ」とかいってかつらKGBというバカげた看板を掲げてたビートたけしや、生放送中に大物司会者のカツラを暴露した太田光などは最悪だ。
　これを「権威をくさした」と賞賛する無知なお笑いファンは「ヘアードネーション」でググって反省しろ。

　芸人当人を含め「自虐」ならOKと思いこんでいる方々がいるけど、
それはとんだ勘違い。
先述のように「同じ属性」の一般人が傷つくからだ。

　フォーリンラブバービーが「ブスいじり」についてファンの女子からクレームがきて反省したエピソードをラジオで告白していた。

武田砂鉄氏ほどアタマのいい人でもこの流れで
「コンプレックスを武器に」
という定型句に囚われてしまうところに、この国のおかれた状況の深刻さを物語っている。

もうひとついえば
この発言がネットでとりあげられ
「バービー自虐ネタ封印か」と報じられたら
彼女、そんなことは一言も言ってないと
猛然と反論した。

ひっかけ問題？
と困惑してしまったよ。

よくリベラルな論客の方々は
たとえば宮台真司センセーとかは
「アタマの悪いやつら」とか切り捨てるような表現を使う。
啓発し仲間を増やしていかなければならないはずなのに…

バービーの全否定的な反論にも
渡辺直美の強気発言にも
おなじノリを感じてしまった。

でも

いきりすぎた強気というのは
ブーメランになりがち
まずは前出のピラメキーノのブタキャラ
若手だったんで嫌々従ったとでも？
それならそれで説明が欲しいものだ
日本のギョーカイをカイゼンするチャンスというもの

３時のヒロインがTEPCOのCMでやってる
３匹の子ブタはどう評価されるべきなのか？
これにもコメントしてほしいよ

最後にもうひとつ
2013年に小籔千豊氏とやったドリームマッチのネタ

これアウト
イエローではなく
レッドカード一発退場
しかもこれが優勝ネタだっていうんだから
審査員長の志村けんさんも
アメリカで暮らしているくせに絶賛していたゲストの上原浩治もアウト
しかも
打ち合わせを映像を見る限りでは
渡辺直美主導で出来たネタのようだ

これは勝手な推測だけど
実はアメリカ進出に備えて
弁護士雇ってるんぢゃねーかと
直美の強気コメントって
その弁護士の入れ知恵では？

てなわけで
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のジェームズ・ガン監督みたいにならないためには弁護士の腕の見せどころだな。

それはそれとして
一連の矛盾するネタ履歴について
是非、説明してくれたまへ