まちがいだらけの伊集院光～平成の武田鉄矢の誤謬

伊集院光は自身がメインMCをつとめるラジオ番組で
自殺に対する対策と称し

「自死というものがあたまをよぎったら
それは動物として異常な状況
自分はそれには従わないことにしている
これは理屈ではなく直結で
よろしければアタマの片隅に」

などと発言

これは相当、ヘンな発言だ
つまり
「私はうつ病にならないと決めました」
と言っているようなものだからだ。
心の病というのは

自助努力だけで回避できるものでもない

そして
判断力、価値観など
すべてが壊れる可能性がある

彼は多分
アル中も、酒好きのだらしなさがこうじて
またはなにかの現実逃避から
とりかえしがつかなくなるものだとでも
思っているのだろう

ある人がうまいことをいった
アル中というのは
だらしないのではなく
お酒が薬物のように作用してしまう
体質の人なのです
と

だから伊集院氏の物言いは
「私は花粉症にはならないと決めた」
「エビアレルギーにはならないと決めた」
とも等しい。

さらにいうと
「従わないことにしている」という表現が
「サタンの誘惑には屈しない」
というキリスト教原理主義者のようでうすら寒い

ハリウッドはリベラルが多いが
日本だと、つるの剛士や野口健やイチローのような
無自覚保守が多めな印象

伊集院もニュース解説に対するリアクションは
一見リベラルっぽいが、実はそんなこともなかったか
文書改竄はよくないよねなんていうのは
現政権批判のようでもあるけど
よくよく考えたら右でも左でもなく
「悪いことしちゃだめだよね」ってハナシだ。

とりあえず今回の発言には
「自助努力」からの
「自己責任」という言葉も見え隠れする。
多大な影響力をもつ
ラジオDJの天才とされる人物の理解がこのありさまでは
日本の未来は暗い