偽史倭人伝 ~ Carnea Historia

march madness の次が April Foolなんて小粋ぢゃないか。

有村架純の顔を見てしみじみ思うこと

2020年10月27日 23時39分49秒 | ◎ツッコミ思案neo
 有村架純主演のフジテレビ・ドラマ「姉ちゃんの恋人」が始まった。
 コロナ後という設定のようだがセリフには「コロナ」も「ウィルス」もひとことも出てこない。10年後にこのドラマを見た人が登場人物たちが口にする「あのころは」ってなんのことだ?とググるためのキーワードは入れといたほうがよくね?と思ってしまった。
 
 で、有村架純。ずっと彼女を見続けてきた方々なら引き続き「国民的女優」に見えるんだろうが、久しぶりですっかり「魔法」がとけた状態の私には主役のオーラすら希薄だった。
 そもそも女優の人気や好感度なんてその直前に出てたドラマや映画の役に左右されるものだ。以前、ビートたけしが高倉健とロケ先でラーメン屋に入ったら、そこの主が健さんのことを知らなかったらしく、ぜんぜんありがたがってなかったなどと怒っていたが、つまり「オーラ」なんてものは存在しないことの証左だ。
 有村架純の顔を見て思ったのは、やっぱり姉・藍里とほぼいっしょの顔だなということ。
 何がいいたいのかというと、あの命がけとまでいわれた整形手術はする必要があったのか?ということ。
 昨今では、すっかり、それで本人が自信を取り戻せるならいいと「整形」を肯定する意見が多いが、「メスを入れる」こと自体がいかにオオゴトかということが思考から抜け落ちてないか。
 メスといえばこないだフジテレビのサ・ノンフィクションでショーもやるゲイバーのママへの密着をやっていたが、
「若いコらには胸は入れてもいいが、下はとるなと言ってきた」
のだそうだ。
 性同一性障害などはそれ自体がおおごとだと思っていたから、その「指導」は意外に思えたが、性転換手術をした者の多くがホルモンバランスを崩して鬱病のようになってしまったのだとか。
 なるほど、あらゆる病気において「からだにメスを入れる」行為は大いなる負担と代償を強いるものだ。だから腹腔鏡手術なるものが発達してきた。誤解してる人は多いが、あれはリスクの軽減のための手法ぢゃない。施術側に新たなスキルが必要とされるのでむしろリスクは増す。
 フジテレビは心に寄り添うフリをして整形に密着していたが、あの手術は絶対不可避なものだったのか今でも疑問だ。
 彼女に不幸があったとすれば、妹に似ていなかったことではなく、むしろ似ていたことだろう。
 よくジャニーズタレントのそっくりさんが出オチのようにクスクスされることがあるが、あれは似ているのにちょっとだけ違うという違和感がもたらすのだろう。そっくりさんでなければそれぞれのコミュニティではフツーに男前としてもてはやされたであろう人々だ。(そっくりさんでももてはやされてるかもしらんが)
 藍里は少なくとも芸能人としてデビューできている。その時点で宝くじなみ確率の神様からのギフトだ。人気ユーチューバーのはじめしゃちょうなどは彼女のファンだとテレビで公言していた。
 「命がけの整形なんて密着するっきゃないっしょ」とプロデューサーが指をパチンと鳴らしたのかもしれないが、死んでたらどうしたつもりなのだろう。さすが命がけ恋愛リアリティショー「テラスハウス」の制作局だ。
 むしろギョーカイパワーでカウンセラーのドリームチームを結成して手術を回避するという企画はできなかったのか?
 芸能人の自殺が多発するような昨今、コロナ鬱が蔓延するような昨今、それは世の中を変えるような有意義な先鞭になる可能性を秘めてたんぢゃなかろうか。
 そーいえば、フジテレビはカバちゃんの性転換手術にも密着してたっけ。

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