偽史倭人伝 ~ Carnea Historia

march madness の次が April Foolなんて小粋ぢゃないか。

●1000球肩、早実・斉藤佑樹の4連投は高津の1年分だ

2006年08月21日 22時27分12秒 | ◎スポーツ
早稲田実業の初優勝をフル稼働で牽引したエースの斉藤クン

【8月18日】
9回、114球

【8月19日】
9回、113球

【8月20日】
15回、178球

【8月21日】
9回、118球
--------------
計:42回、523球

ちなみに、全7試合では、なんと計948球。
そこで1000球肩と勝手に名付けさせていただく。

42回というイニング数を見て、これってヘタな救援投手の1年分くらいぢゃない?なんて思ったついでに面白半分で調べてみたらなんと
2003年度の我らが高津臣吾投手の投球回数とピッタリ同じだった。(別に高津がヘタな…ってことではありませんよ…決して)

 彼は斉藤くんは画面からも伺い知ることができるように、実にクールだ。くわえて、けっこうクレバーなので綿密にパワーを配分していたかもしれないが、再試合というハプニングなどを考えるとやっぱり度を超してタフなんだと思う。

 そんなわけで斉藤クン、早稲田大学に進学するのか、スワローズに入るのかどっちかにしてくれよ(笑)。神宮がキミを待っているのさ。

 で
最近、よく考えるのが、いまどきのプロ野球の先発投手ってなんで完投を目指さないんだろうってこと。
 よく、「時代が違う」という一言で片づけられちゃうけど、野球のレベルって選手にとっては相対的なもので、昔は打者のレベルだけが低かったなんてことはないはず。

 江本孟紀が、今の投手が長持ちしないのはアイシングのせいだなんてことを言っていたことがあった。
 エモやんという人は偏見に満ち満ちていて(まぁ評論家なんて大抵は偏見の塊だが)、古田は個人的に好きでないから認めないみたいなことを平然と言ってしまうトンデモおやじだったから、その時はスポーツ科学も知らんくせに無根拠な暴言吐きやがってと思ったが、そこいらへんってまだ研究の余地があるのかな…と最近は思うようになった。

 「なんば走り」なんてのが見直されたりするくらいだから、欧米発のスポーツ理論が必ずしも正しいとは限らないと疑ってみる価値はあるんぢゃないか?…みたいな

 まぁ、エモやんのあの時の発言に関しては今でも口から出まかせだと思っているけど(笑)、アイシングに関しては5~7日間隔の1シーズン単位のローテーションだけ考えると確かに有効だけど、5~10年後を考えるとひょっとしたら良くないのかもという疑念もある。

 欧米型の疲労回復法というのはどちらかというと即効性が重んじられる傾向があるけど、例えば野菜をイジメてスパルタ的に育てる永田農法みたいに短期間的に見ると酷使に見えるけど、長い目で見ると結果的に地肩をタフにするみたいなトレーニング方法やケア方法もあるんじゃないかと。

 だからといって自分がどうこうできるわけじゃないけど、この記事を読んだ少年が将来スポーツ科学に携わって日本独自のトレーニング理論を編み出してくれるかも…なんて手紙を入れたビンを海に流した気分に勝手に浸ってみる。

 でも、「1000球肩、早実・斉藤佑樹の4連投は高津の1年分だ」なんてタイトルつけていたら、そういうマジメな少年はよりつかねーか(笑)

 ちなみに永田農法は別命・星一徹農法というらしいです。

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